3シーズンぶりの王座奪還に向け、ファビオ・カペッロ新指揮官の下、ロナウド、カンナバーロを除く総勢31名でプレシーズンの練習に励むレアル・マドリーの選手達だが、カペッロ監督は同時に誰を残し、誰を放出するのかの見極めも計っている。今夏、カンナバーロ、エメルソン、ファン・ニステルローイの3選手を獲得したレアル・マドリーだが、最終的に24人か25人のベストメンバーをベンチに置きたいと考えているカペッロ監督は、余剰人員の整理に着手している。

カペッロ監督の放出リストには、サルガド、エルゲラ、ディオゴ、パボン、ウッドゲイト、メヒア、ラウル・ブラボ、グラベセン、パブロ・ガルシア、ミニャンブレス、ルベン、ボルハ、ポルティージョ、バチスタら計14人もの選手が名を連ねている。とりわけ意外なのは、バチスタだろう。彼のプレースタイルは、カペッロ監督の考えるシステムへの適合にも問題はないと思われるが、カペッロ自身は放出を視野に入れているようだ。

クラブ側は、少なくともあと2選手の獲得が必要と考えていることもあり、レアル・マドリーはまだまだ移籍市場を賑わすことになるだろう。