ACミランがバルセロナのロナウジーニョ(26)獲得に1億ユーロ(約146億円)の超破格オファーを用意していると伊紙‘CORRIERE DELLO SPORT’が報じた。

今夏、アンドリー・シェフチェンコがチェルシーに移籍した上、カカーがレアル・マドリーに移籍するのではという噂も依然消えないACミラン。スター選手がそろっていなくなる可能性もある。もし、カカーをR・マドリーに売り渡した場合、移籍金6000万ユーロ(約87億円)がACミランの懐に入る。これに、チェフチェンコの売却金4400万ユーロ(約64億円)を合わせ、同クラブのベルルスコーニ会長の夢でもあるロナウジーニョ獲得の資金に当てようと目論んでいるようだ。

とはいえ、バルセロナは、ロナウジーニョの違約金を1億2500万ユーロ(約182億円)に設定しており、チームの看板選手であるロナウジーニョをそう簡単に手放すとは考えにくい。それに、ロナウジーニョ本人もバルセロナでのプレーに満足しており、「自分の幸せはお金では買えない」とも言っていることから、実現性は低いと考えられる。

ちなみにフットボール界の移籍金で史上最高額だったのは、2001年にジネディーヌ・ジダンがユベントスからR・マドリーへ移籍した時の7800万ユーロ(約114億円)となっている。