ドイツワールドカップにおける対戦以来、マンチェスター・ユナイテッドのチームメイトであるクリスティアーノ・ロナウドとウェイン・ルーニーが初めて再会することになった。

 ドイツワールドカップ準々決勝のポルトガル対イングランド戦で、ルーニーがリカルド・カルバリョを踏みつけた際、C・ロナウドは主審に駆け寄り激しく抗議。結果、ルーニーは退場処分を受けたが、このときC・ロナウドがポルトガルベンチに向かってウインクをしたシーンがテレビカメラで捉えられた。以降、イングランド国内では、反C・ロナウドキャンペーンが繰り広げられることとなった。

 以後、C・ロナウドがレアル・マドリーへの移籍を主張するなど、険悪なムードが漂っていたが、その後2人は何とか和解。バカンスを終えた両者は、ともにマンチェスター・ユナイテッドのトレーニングに合流することになった。トレーニング復帰初日には、ルーニーがC・ロナウドより先に練習場に向かうと、そこにはいつものようにサインを待つファンがいたが、そのファンはポルトガル代表のユニホーム、しかも、C・ロナウドの名前が入ったものを着用しているという、皮肉なシーンも見られた。

 一方、ルーニーにレッドカードを提示したオラシオ・エリソンド主審は、ポルトガル対イングランドの試合を振り返り、「ルーニーは試合中ずっと文句ばかり言っていた。私の近くによって来て、『あれをジャッジしろ、これをジャッジしろ」とうるさかった。判定に文句ばかりつけて、まったく自分の子供を思い出したよ」と、ルーニーの態度を振り返っていた。