デンマーク、アールスでプレシーズン合宿を行っているバルセロナが、AGFアールスと今シーズン初の親善試合を行い、3−0で勝利を収め、順調な滑り出しを切った。

この試合で一際輝いていたのは、トップチームの練習初参加となったユースチームに所属するバルサの新しい至宝と言われる若干17歳のジオバニ・ドス・サントスだ。右サイドでスタメン出場したドス・サントスは、テクニック、スピード、細かいフェイントなどその才能の披露。前半18分には、右サイドでボールを受けたドス・サントスが内に切れ込む形でドリブルでDF2人をかわした後、得意の左足でシュート。バルサ今シーズン初ゴールとなる見事な先制弾を決めた。

試合後、ヨハン・ニースケンス新アシスタントコーチは、「彼は、スピードもあり、ボールタッチ、技術も完璧だ」とドス・サントスの素晴らしい活躍に賞賛の言葉を送った。ライカールト監督も「ジオバニは素晴らしいプレーを披露し、うまく機能していた。それに、この試合で彼を含むカンテラ(下部チーム)の選手達が良いイメージを残してくれたのは、我々にとって良いニュースとなった。アメリカ遠征にもジオバニを含め、あと4人のカンテラの選手を連れていくつもりだ」とコメント。カンテラの選手の出来に満足しているようだ。

‘メッシーに続け’と意気込むドス・サントスが、このプレシーズンで大きな成長を遂げることは間違いない。