ACミランのブラジル代表MFカカ(24)獲得を巡って、そのやり方は同クラブのアドリアーノ・ガリアーノ副会長の怒りに触れ、‘宣戦布告’までされたレアル・マドリーだが、これに対しラモン・カルデロン会長は、「大きな誤解である」とし、ガリアーノ副会長あてに関係修復のための書簡を送った。

書簡の内容は、「ガリアーノ氏の声明には驚き、大きな誤解が生じていると感じている。ACミランとはこれまで良い関係を作り上げてきているし、これからも素晴らしい関係を保っていきたい。我々はACミランの偉大なる歴史に常に敬意を払っている。できるだけ早く、可能な形でこの誤解を解き、誠心誠意両クラブの関係修復に努めたい」というもの。

カカの獲得を公約にあげ、R・マドリーの新会長の座を射止めたカルデロン会長。しかし、カカ自身は、先日にも2011年まで契約があるACミランへの残留を明言しており、これによりカカの獲得は事実上なくなった。カルデロン会長の書簡は、R・マドリーの白旗宣言と言っていいだろう。