「リーガエスパニョーラで第2の青春を謳歌」とばかりに、今夏のこれまでの補強の特徴として、各クラブともに30歳を超えたベテラン選手の獲得が目立つ。

30歳を境に体力も落ちていくといわれているが、レアル・マドリーのカペッロ監督が新シーズンに向けて獲得したカンナバーロ(32)、エメルソン(30)両選手の年齢について、「フィジカル面をしっかりコントロールし続ければ、35歳までトップコンディションでプレーすることができる」とコメントしているように、今や30歳という年齢は必ずしもハンデとはならないようだ。確かにトレーニング技術は進歩し、30歳を過ぎても体力の衰えを感じさせないプレーヤーもいる。

そして、ベテラン選手の大きな強みはメンタル面とその経験豊富さにある。どのクラブもそこに注目し、クラブの生え抜き選手、若手選手とベテランの味をうまくミックスさせようと考えているようだ。

リーガで第2の青春を謳歌すべく、ベテラン選手達の活躍に期待したいところだ。

今夏、移籍したベテラン選手(7月25日時点)

アボンダンシエリ(34) ボカ・ジュニアーズ→へタフェ
ロメロ(34)      デポルティーボ→ベティス
テュラム(34)     ユベントス→バルセロナ
ピレス(33)      アーセナル→ビジャレアル
カンナバーロ(32)   ユベントス→レアル・マドリー
コスティーニャ(32)  ディナモ・モスクワ→アトレティコ・マドリー
エメルソン(30)    ユベントス→レアル・マドリー
ザンブロッタ(29)   ユベントス→バルセロナ