大人なデートの筆頭といえば鮨だが、本日紹介するのはちょっと贅沢したい日の一軒。

条件としては、程よいおまかせの価格設定、デートで使える雰囲気などが挙げられるが、それらを高次元で満たす。

今回は、櫻坂46から卒業したばかりの渡邉理佐さんをエスコート。新進気鋭の鮨店で、クールな美女の笑顔を引き出した!

2回に渡ってお送りしている、渡邉さんの記事の後編。

▶前編はこちら:【裏話あり】「いつか素敵な人と…」渡邉理佐が妄想する、理想のデートとは?

【後編】
■渡邉理佐さんも唸った、浜松町の隠れ家鮨の魅力

※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。


「秘密めいた店構えが印象的。憧れのカウンター鮨、少し緊張します」


多くの鮨店が存在する東京で、どの系列にも属さない個性派が話題。

独創性あふれる握りはもちろん、旬の食材にひと手間を加え、つまみの域を超えた料理と至極の日本酒ペアリングには誰もが魅せられる。


「シンプルで小ぢんまりとした、温かい店内も素敵ですね」


鮨の花形である大トロや中トロ、うには握りで出さず、店主が絶対の自信を持つ光り物を中心に構成。

恵比寿『麦酒庵』時代には酒師の資格も取得した大将・本橋拓也さんによる、握りと料理を交互に繰り出すコースで評判を集めるのが、ここ『鮨 浩也』だ。

季節の料理5品には、約80種を用意する日本酒からペアリング。

握りは江戸前の手法をベースに、渡邉さんも感激した演出を施すサバの棒鮨、突出して美味しい赤身、ビジュアルも独特なコハダなど、目にも舌にも新しい鮨の世界を提案している。

そのどれもが、単に斬新さを狙ったのではなく、美味しさを追求して辿り着いたものだ。


「目の前で炙る演出にも感激!サバのイメージが変わりました」


『鮨 浩也』で一貫目に登場するのが、同店の“名刺代わり”である「鯖の棒鮨」。

三重県産の肉厚なサバを炭火で直に炙り、もくもくと立ち上る煙と音、食欲をそそる香りでも楽しませてくれる。

これには渡邉さんも「動画で撮りたい!」と大興奮。

「今まで光り物ってあまりすすんで食べなかったけど、このサバは衝撃的な美味しさ!」と絶賛した。 デートの記憶に残る体験になること、間違いなしだ。




撮影中、大将が繰り出す料理や握りをいただいては、ため息交じりに「美味しい」「幸せ」を連発する渡邉さん。穏やかな笑顔を向けられ、こちらまで顔がほころぶ。

大好物だというエビの握りが登場すると、すかさずスマホで撮影。

「待ち受けにします!」とはしゃぐ、なんとも愛らしい一面も覗かせた。


「今日食べた中で一番美味しかったのは?」の問いに、渡邉さんは…?



「光り物って美味しい!」


今日食べた中で一番美味しかったのは?と尋ねると、「えー、困ったな〜……」と少し考えてから、こう答えた。

「全部美味しかったんですけど、やはり最初に食べたサバですね。炭で炙っているから香ばしさも感じましたし、臭みもまったくなく、とても美味しかったです。大好物のエビを超えたかもしれない!」



おまかせ 19,800円(17品)


「赤身のヅケ」は、赤身の中でも中骨に近い希少部位“天身”を使用。

サクのまま湯霜にして漬けることで、柔らかい口当たりと、濃厚な旨みを両立した。




浅く締めた「小肌」は、あえて皮目を内側にして握る。

こうすることで、舌にのせた瞬間にコハダの甘さがダイレクトに感じられる。


料理と日本酒の組み合わせをとことん追求!


渡邉さんも料理と日本酒のペアリングを初体験!

「お料理とお酒が織りなす、一体感が素晴らしいですね」。ペアリング5種6,600円。




筍の香りと旨みが口いっぱいに広がる「筍餅」。

福岡・合馬の筍を5時間蒸してアクを取り、甘みを引き出してからすり流して練り上げるという、手間暇をかけた一品だ。

「吉野杉の樽酒」の木の香りと完璧に調和し、リッチな余韻を楽しめる。



富山県産ホタルイカと、タラの芽、こごみ、うるい、行者ニンニクをおひたしにして、柚子が香るジュレでいただく「山菜とホタルイカ」。「風の森」のさわやかに鼻を抜ける香りとシャープな旨みが、春の食材の美味しさを引き立てる。


器はすべてモダンな有田焼でそろえ、「お皿が素敵だと料理も美味しく見えるし、テンションが上がります」と食器好きの渡邉さんにも刺さったご様子。

「緊張していたら美味しく食べられないので」という大将の言葉どおり、気さくな接客とジブリのBGMでもゲストをリラックスさせてくれる。

ただ美味しいだけではなく、“カウンター鮨”の醍醐味を堪能できる一軒だ。




日本橋の老舗鮨店を皮切りに、懐石料理や蕎麦店などでも修業を重ね、シンガポールの鮨店で活躍。

帰国後の2020年に独立を果たした。


▶前編はこちら:【裏話あり】「いつか素敵な人と…」渡邉理佐が妄想する、理想のデートとは?

■プロフィール
渡邉理佐 1998年生まれ、茨城県出身。櫻坂46の元メンバーで、ファッション誌『non-no』の専属モデルとしても知られる。4thシングル『五月雨よ』の活動期間をもって、グループを卒業した。卒業メモリアルブック『抱きしめたくなる瞬間』(集英社)が好評発売中。

■衣装
ワンピース 26,400円〈ジョエブ/ビームス公式オンラインショップwww.beams.co.jp〉、ピアス(左耳)112,000円、ピアス(右耳)278,300円、リング 100,100円、バングル 197,000円〈すべてシャルロットシェネ/エドストローム オフィス TEL:03-6427-5901〉、その他スタイリスト私物

▶このほか:シャンパン片手に、ほろ酔いデートがしたい!幸福感で満たされるフレンチの名店へ




東京カレンダー最新号では、渡邉理佐さんのインタビュー全文をお読みいただけます。
櫻坂46時代に抱いた葛藤と感謝、そしてプライベートな一面まで、たっぷりお届け!

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