タイルを使ったおしゃれなキッチンが人気です。しかし選んだタイルによっては、使っているうちに汚れや色の主張が気になることも。5年前に家を建てた日刊Sumaiライターは、カラフルなモザイクタイルの上に、ニトリの壁紙をDIYで貼って、この問題を解決することにしました。スッキリと生まれ変わったキッチンの様子を紹介します。

あこがれのタイル、生活してみると気になる点が…

筆者が新築のキッチンに選んだのは、カラフルなモザイクタイル。キッチンのカップボードとの調和や入居後の暮らしを想像して選んだ、お気に入りのタイルでした。

憧れだったタイルのあるキッチンで過ごして5年。当初は、汚れてもサッとふくだけでキレイになり、耐火性、耐水性にも優れていることに大満足。また、オリジナティのあるキッチンになるのもモザイクタイルならではと思っていました。

 

しかし、実際に暮らしていくうちに、デメリットが気になるようになってきました。それは壁かけ収納をつけられないこと、強い衝撃で割れる可能性があること、目地の汚れがなかなか落ちないことなどです。

入居当初は生活用品もまだ少なく、たしかにタイルがいい感じに目立っていました。しかし、徐々に生活するうちにものが増え始めると、タイルがカラフルなだけに、キッチンだけでなくリビング(対面式のため、リビングから見える)もごちゃついた印象に。キッチンタイルが悪目立ちするようになりました。

 

ニトリ「はがせるシール壁紙」を使ってDIY

キッチンやリビングをスッキリとした印象にするべく、タイルの上に壁紙を貼って、雰囲気を変えることに決めた筆者。素人でも手軽に挑戦できる壁紙を探していたところ、手頃な価格の壁紙をニトリで発見。

「貼ってはがせるシール壁紙(プレーンWH)」と「Nフェルト付きスキージー」を、合わせて1700円程度で購入しました。

筆者宅のキッチンタイルのサイズは、縦71×横151cm。実際のリメイクの様子をレポートします。

 

1.壁紙のサイズにカットしたあと、端から裏紙を少しずつはがしながら貼る

必要な長さより10cm程度大きめにカットし、上部5cmほどの余分をつくりながら貼っていきます。

2.スキージーを使って壁紙をなじませる

このときに活躍したのがこのフェルトつきスキージーです。スキージーを使うことで端の部分もぴったりとくっつき、デコボコせずきれいに貼れます。

 

3.余った部分をカッターでカットして完成!

最後に、スキージーを使いながらカッターでカットしていきます。これで完成です。

 

筆者は、はじめにコンセント部分をおおうように壁紙を貼り、コンセント部分だけをカッターでカットしました。

 

ところが、うまくカットできず少しタイルが見えてしまいました。

このようにコンセント部分を先に壁紙でおおってしまうとうまく行きません。あらかじめコンセントの周りのサイズを測り、先にカットした方がよかったと思いました。

 

●はがし跡が残ってしまう注意点も

はがせるシール壁紙なので、簡単にはがすことができるのですが、少しはがし跡が残る部分もありました。とくに、失敗したコンセントカバーのつるつるした部分は、はがし跡が残ってしまい残念。

 

イメチェン後のキッチンは雰囲気が変わってスッキリ!

壁紙がシンプルになった分、キッチン全体もスッキリとした印象になり、新鮮な気分で過ごせています。プロに頼めば失敗することなく、見た目もきれいですが、費用がかさみます。

はがせる壁紙なら自分で簡単にできるうえ、タイルに戻したいときは、すぐに戻せるメリットがあります。また、タイルと違い目地の汚れなどを気にしなくてもよくなりました。

簡単DIYで、シンプルな壁紙にイメチェンできて満足しています。

※今回使用した壁紙は、レンジ回りや火気のある場所では使用できません。使う前に説明書は必ず確認してください