お弁当づくりは完ぺきを目指さない。ラクして続けるコツ3つ
新学期・新生活がスタート。幼稚園や学校、職場でお弁当が必要になったり、塾弁が始まる人もいますよね。「毎朝続くお弁当づくりだからこそ、いろんなものに頼っていいのでは?」というのは、「65点の暮らし方」について発信している一級建築士、整理収納アドバイザーのハギヤマジュンコさん。春休み中のお弁当づくりを例に、ラクに続けるためのコツを教えてくれました。
お弁当づくりをちょっとラクにする方法3選
新学期が始まりました。ご家庭によっては困ることのひとつが「お昼ごはん問題」なのではないでしょうか。
給食って本当にありがたいことですね。栄養のバランスも考えられているだけでなく、「1食つくらなくていい」というのは、食事をつくる人の負担はものすごく軽くなるからです。春休み中にその1食を負担を感じた人も多いのでは。
そこで、ラクすることに命をかけている(?)私なりのお弁当づくりの方法を3つご紹介します。
●お弁当づくりをラクする方法(1):冷凍食品でもいいじゃない
弁当は全部手づくりじゃないとダメ! という勝手な思い込みは捨てています。
私がお弁当づくりでお世話になるのは、「業務スーパー」の大容量の冷凍食品。たっぷり入っていて、毎日のお弁当づくりにもってこいです。
業務スーパーにお買い物に行くときは、お弁当を食べる本人も一緒に行きます。それでもやっぱりある、冷凍食品を使う後ろめたさをちょっとでもなくすために、本人に食べたいものを選んでもらうのです。
好きなものなら冷食でもいいでしょとちょっと気持ちが軽くなりますよ。それに、重たい荷物もシェアして一緒に帰れるのでちょうどいいのです。
●お弁当づくりをラクする方法(2):必殺「卵とじ」
前日の夕ご飯、おかずをほんの少し、取り分けておく。同じおかずでもいいやんか〜と思っています。
それでも、そのまま入れることがあまりにも気になるなら、必殺「卵とじ」です。キンピラも、ホウレンソウのおひたしだって、肉ジャガだって。
汁気をきって、卵でとじたら、なんて豪華な卵料理に!
栄養たっぷり、見た目も普通の卵焼きよりも、手が込んで見える気がしませんか?
もちろん面倒がりな私は、きちんと卵焼きを巻くことはほぼなく、オムレツ風に卵を適当にまとめてできあがりです。
普通の卵焼きよりも、子どもも具が入っているほうが喜んでくれているように思います。
●お弁当づくりをラクする方法(3):つくるのは私。つめるのは娘
お弁当ってつくるものもちろん大変ですが、毎日のことになって「あぁ大変」と余計に思うのは「つめる」という作業。小さなお弁当箱だと余計に難しかったりします。
わが家の娘が小学1年生からしていることが、「つくるのはお母さん、つめるのは娘」です。つくったおかずをキッチンに置いておくまでが私のお仕事。
そこからお弁当箱を出して、切ったり、つめたりは食べる本人にお仕事に。
モチベーションを保つ方法は
・好きなものを好きなサイズに切って入れていい
・好きなピック刺し放題
・デザートも好きなものをどうぞ(凍らせたゼリーの味を選ばせる)
・100円ショップでお弁当グッズを〇円まで買っていいよ〜
などなど、いろんなキャンペーン(?)を都度開催することでしょうか。
お昼休みにドキドキワクワクお弁当を開ける楽しみはなくなりますが、以前からつめているときにのぞきに来ていたので、そこはわが家は考えませんでした。
●大切なのは、毎日続くことをどう乗りきるか?
1度きりの遠足のお弁当ではなく、毎日続くことだからこそ、自分ができることをしています。冷凍食品も、夕飯の残りを使うことも、子どもに頼ることも。
無理せず、ご機嫌で続けられることを選ぶのがベストのように思っています。