＜システムキッチン図鑑2022＞気になる商品を編集部がセレクト
ライフスタイルの変化に合わせて、システムキッチンは日々進化。そこで今回は、編集部が気になるシステムキッチンを各メーカから集めてみました。機能、デザイン、収納プラン…それぞれにこだわりがつまっています。戸建てやリフォームの参考に。
手元を隠せる開放的な対面キッチン
クリナップ「ステディア」
対面キッチンにあこがれるけれど、いつもきれいにしておくのは大変…。そんな悩みに応えるのが「ステディア」。対面側カウンターとキッチンの適度な段差で手元をほどよく隠しながら、部屋を見渡す開放感をかなえます。
油汚れがひとふきできれいになる、特殊コーティングのワークトップも、お手入れの時間を軽減。
段差により、調理中の水や汚れを対面側に広がりにくくします。
カウンターとキッチンの色柄をコーディネートする楽しさも。対面側には収納・デスクタイプも用意されています。
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ペニンシュラ型（本体間口2575�弌法�178万2000円（キッチン収納部含む）
美しさを極めたホーロー製キッチン
タカラスタンダード「レミュー」
最上位機種「レミュー」に美しいマット調の新柄が登場。ホーローの表面のツヤを抑え、やきもの、コンクリート、木目などのリアルな質感を表現しました。
光沢のある大理石調もそろい、高級人造石クォーツストーン天板との組み合わせでさらに美しさが際立ちます。油汚れを、水ふきでさっと落とせる手軽さもポイント。
写真の扉カラーは、重厚で気品ある大理石調の「ブラウンシルク」。食器棚をキッチンと同色でそろえれば、より統一感のある美しい空間に。
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アイランド型（本体間口2770�弌法�362万2300円（写真セットプラン価格）
料理の楽しさを実感。美しく機能的なキッチン
LIXIL「リシェルSI」
流れるように作業できる機能性と、インテリアとしての高いデザイン性を兼ね備えた「リシェルSI」。やきものならではの美しい表情を持ちながら、熱いフライパンを直接置けて、キズ・汚れにも強いセラミックトップはその一例。
手をかざせば吐水・止水するハンズフリー水栓や、取り出しやすい収納も時短家事の強い味方です。
写真は工芸品のような手触りと表情をもつ「グレーズグレー」のセラミックトップと扉のセット。調理ずみの鍋をそのままワークトップに置けるので盛りつけもスムーズ。
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アイランド型（本体間口2748�弌法�312万4000円（写真の本体価格）
並んでも向かい合っても作業しやすいキッチン
パナソニック「Lクラス キッチン Idobata（いどばた）スタイル」
一緒にキッチンに立つ夫婦や親子が、ほどよい距離感でストレスなく作業できるキッチン。2か所の作業スペースの間に、約65�僂寮喫�形シンクを置くことで、ふたりで調理してもひじがぶつからずスムーズです。
奥行き80�僂離�ウンターは、対面側からでもシンクが使いやすい設計で、忙しい共働き世帯にもおすすめ。
ほどよい距離感を保ちながら、向かい合ってふたりで使えるシンク。
3口並列のIHヒーターで効率よく調理できる「ワイドコンロ」も使用できます。
●DATA
アイランド型（本体間口2590�弌法�251万円〜（キッチン収納部除く）
最短動線のキッチンに補助アイテムをプラス
TOYO KITCHEN STYLE「iNO PLUG-IN（イノ・プラグイン）」
シンク内で調理が完結する「パラレロシンク」の採用で調理台スペースをなくし、コンロとシンクを最短距離にしたスタイリッシュな「ゼロ動線キッチン」。
盛りつけなどの作業にはテーブル機能の「サービングエレメント」を合体させるとよりスムーズ。ライフスタイルに合わせてダイニング一体型キッチンにもできます。写真は「サービングエレメント」テーブルタイプを合体させた例。
シンク内で洗う、切る、盛りつけが完了する「パラレロシンク」。
下部に食品や食器が収納できるLタイプ。
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アイランド型（本体間口1540�弌繊法�130万640円〜（水栓、加熱機器、レンジフード、サービングエレメント別途）
居心地のいい空間をつくる無垢材キッチン
家具蔵「無垢材オーダーキッチン」
選び抜かれた無垢材のキッチンは、年月とともに深みを増す温かな質感が魅力。樹種はウォールナット、チェリー、ハードメープル、ナラから選べます。引き出しの前板には通し材を使用し、熟練の職人が木のもっとも美しい表情を引き出して製作。好みに合わせたプランが可能で、使うほどに手になじむキッチンです。
写真はチェリー材のL型キッチン。手元を隠す立ち上がりカウンターを設け、食洗機をビルトイン。
バックカウンターの扉や取っ手もすべて上質の無垢材を使用しています。
●DATA
L型 間口2700�弌淵轡鵐�側）／価格は樹種、仕様により異なります
デザインと機能性、清潔感がさらにアップ
TOTO「ザ・クラッソ」
直線的なフォルムが機能美を感じさせる「ザ・クラッソ」。デザインも豊富にそろっています。
写真は、はなやかなぺルラロゼのキッチン部と、スフレスノーホワイトの周辺ユニット部、花吹き柄のクリスタルカウンターの組み合わせたもの。春を思わせる優美なコーディネートに。清潔感を高めた水栓も「美しい、使いやすい、きれい」を実現。
タッチレスの「きれい除菌水」生成器。キッチンを清潔に保ち、包丁やまな板も除菌できます。
傾斜つきですべるように水が流れる「スクエアすべり台シンク」。
●DATA
アイランド型（本体間口2440�弌法織�ッチン部317万8560円＋周辺ユニット部106万2820円
イタリアの美意識から生まれた、堅牢さと優雅さ
アドヴァングループ「Veneta Cucine（ヴェネタ・クッチーネ）」
1967年に創業したイタリア最大のキッチンメーカー、ヴェネタ・クッチーネ。素材から組み立て工程までイタリア製にこだわり、伝統を受け継ぐ家具職人の手技と最先端のAI技術を導入。
美しく優雅で堅牢なキッチンにより「食」の時間がさらに豊かになります。シンクを作業台として使える「ミラノシンク」も機能的。
写真のキッチンカウンターは、イタリアでも人気のチェポストーン柄。素材のセラミカトップは丈夫で汚れにくく、熱に強いのが特徴。最大3.1×1.5mまで継ぎ目なしで製作可能です。
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アイランド型（本体間口2710�弌法�578万7100円（参考本体価格）
高機能の素材で、さまざまなマテリアルを豊かに再現
kitchenhouse（キッチンハウス）「オーダーキッチン」
コースはフルオーダーの「オートクチュール」と、厳選したパーツ・サイズから選べる「ベーシック」の2つ。
いずれも機能性の高い素材「エバルト」を使って木目や石、金属などの表情を再現できます。「オートクチュール」の場合は要望を伝えてプランや仕様を検討。ぜいたくなオンリーワンのキッチンに仕上がります。
写真の「オートクチュール」キッチンは、壁側にシンク、アイランド側に加熱機器とミニシンクを配置。テーブルを兼ねたカウンターで人が集まりやすいレイアウトに。
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�粁鷏拭ヾ峺�2700�弌淵▲ぅ薀鵐病Α法�4500�弌癖病Α法�649万円（写真セットプラン価格）
経年美を楽しむ「侘び」のキッチン
AREA Tokyo（エリア トーキョー）「Kitchen 椿」
「素材・つくり・デザイン」が三位一体となったハイエンドなオーダー家具と空間デザインを展開するAREATokyo。新たに提案する「kitchen 椿」は、ムダな装飾を排し、時を経るごとに素材の美しさが際立つ仕上げで、さまざまなプランと仕様に対応。キッチンとリビングが融合した統一感のある空間をつくります。
写真は、味わいのあるセラミック製のキッチンカウンターとリビングボードが連続するLDの壁面。キャビネットの前板は陰影のある加工を施した無垢板。レンジフードには鋼板を使用しています。
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I型 間口7812�弌淵蹇璽棔璽鼻▲謄譽咼棔璽百泙燹法�692万1200円〜（写真セットプラン価格、機器類別途）
イタリアと日本がコラボした最高級キッチン
Valcucine Tokyo（バルクッチーネ トーキョー）「Valcucine JP」
「バルクッチーネ JP」はイタリアの最高級キッチンブランド、バルクッチーネとクリナップが共同開発したモデル。バルクッチーネのデザイン思想を受け継ぎながら、クリナップ製シンクを搭載し、高いデザイン性と水回りの実用性を両立。国内メーカーとの提携により、納期の短縮と輸入コストの削減も可能に。
写真キッチンでは、キッチンのワークトップ下に施されたカラーステンレスの帯板（オレンジ色の部分）で、ワークトップとキャビネットが分離しているかのような浮遊感を表現し、水平ラインを強調しています。
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アイランド型（本体＋カウンター間口4215�弌▲�ッチン収納部間口3430�弌法寝然覆詫很笋す腓錣�
手元を気にせずてきぱき調理
トクラス「Berry（ベリー）」
LDからキッチンが丸見えになるのが不安。そんなときは手元を隠せるステップ対面型を検討してみても。バックガードを高く立ち上げた「ハイバックカウンター」がカウンター天板の下までつながり、キッチン内部をほどよく隠します。
水栓の位置の工夫で、奥行きを最大限に広げたシンクも、大きな鍋がラクに洗えて便利。
段差のないなめらかな一体形状で汚れがたまりにくい「ハイバックカウンター」。専用のハンガーアイテムでキッチングッズをつり下げれば調理スペースを広々と使えます。
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ペニンシュラ型（本体間口2550�弌法�378万3560円（写真セットプラン価格）
4種類から選べる木目柄ワークトップ
永大産業「ピアサスS-1 ユーロモード」
キッチンをリビングからつながる「部屋」として考え、インテリア性と居心地を重視。高耐久で湿気がこもりにくく、清潔に保てるステンレスキャビネット構造が美しいデザインを内側から支えています。
キャビネットの扉材をフローリングや室内ドアと対応する色柄でそろえれば、空間のトータルコーディネートが可能。写真は家具調のフレンチシャビータイプ。
ワークトップは光の反射が穏やかなメラミンの木目柄。
オプションでデンマーク・デザインの取っ手も選べます。
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ペニンシュラ型（本体間口2560�弌法�131万7360円（写真の本体価格）
ブラックの人工大理石カウンターが仲間入り
ウッドワン「フレームキッチン」
ステンレスと無垢材、鉄の質感をあらわにしたシェルフのようなキッチンに、マットブラックの人工大理石×クオーツ（シボ）のカウンターが新登場。
写真のようにすべてのカウンターに使用すれば、無垢材とのコントラストが際立つ存在感のあるキッチン空間が生まれます。同色の水栓などの機器類もラインナップ。
シンク部、加熱機器部の「独立ユニット」と、独立ユニットとつないで使用する「連結ユニット」を組み合わせれば、用途や空間に応じた多彩なプランニングがかなえられます。
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I型（間口2100�弌繊法�63万300円〜
スタイリッシュなお手頃キッチン
サンワカンパニー「ウィッテ」
手が届きやすい価格帯で高いデザイン性を実現。リアルな素材感とディテールの美しさを重視し、デザインのノイズとなる線を極限までなくしました。
エッジが際立つミニマルデザインは、使わないときも家具のように美しいたたずまい。思わず眺めたくなるような上質なキッチン空間を演出します。写真はモルタルと金属の表情をミックスした「セメントシルバー」。
シャープな印象のスクエアシンク。
収納の取っ手をなくし、手をかけて引き出すデザイン。
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アイランド型（本体間口2100 〜 2700�弌法�37万6100円〜
料理好きの夢をかなえるプロの知恵が満載
HOMECHEF（ホームシェフ）北沢産業「オーダーキッチン」
プロ用の厨房製作で培ったノウハウと技術を家庭用キッチンに生かした「ホームシェフ」。本格的なパンをつくりたい、自宅で料理教室を開きたいといったイメージをもとに、こだわりをかたちにしたプランを提案。
ステンレスなどのタフな業務用の仕様も可能で、料理好きの夢をかなえてくれます。写真の「パティシエキッチン」はパン、お菓子づくりをする人をイメージしたモデル。希望のサイズに合わせたオーダーもできます。
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オーダーキッチン／220万円〜（機器込み）
※W＝幅、D＝奥行き、H＝高さ、T＝厚み、L＝長さを表します。価格は2022年3月現在の消費税込み価格で、工事・設置・配送費用は含まれていません
※情報は「住まいの設計」2022年4月号取材時のものです
