料理や洗濯、掃除まで、数え上げたらきりがないほど出てくる家事仕事…。そのすべてを100%全力でこなすとなると、やがて限界が訪れるはず。「家事は65点を目指せばOK!」と教えてくれたのは、インスタグラマーのハギヤマジュンコさん。毎日の家事をラクするワザと、限界を迎えたときの上手な手の抜き方を教えてもらいました。

家事はがんばりすぎず、及第点の65点を目指す!

100点はハードルが高いから、自分が納得できる65点を目指すのがベスト。そんなハギヤマさんの家事テクを紹介します。

綿素材のものは「手アイロン」でOK<写真>

●手の込んだ料理はしなくて大丈夫。素材の鮮度に頼る

「野菜づくりを始めた義父から新鮮野菜をもらううちに、料理はムリに手をかけない方がおいしいと気づきました」

ちょっといい鍋で旬の野菜を調理すれば、シンプルな味つけでごちそうに。

●苦手なことは潔く手を借りる

苦手な料理の味つけは、1つで味が決まる市販のタレやつゆの素を利用。「から揚げは夫が好物なので、夫に下味つけをまかせて私は揚げるだけに。無理にがんばらなければイヤになりません」

苦手な家事は潔く手放して、上手に役割分担。

●手アイロンだって立派なアイロンです

ハンカチはハンドタオル、ワイシャツは形状記憶にしてほかは手放し、極力ノーアイロンに。「多少残っている綿素材のものは『手アイロンしかかけないよ』と事前に言うことにしています」

もう限界!な日の手間抜きワザ

たまにはこんな日があってもいいんです。ハギヤマさんとESSE読者の、限界家事を公開!

●“自分のために”が家族のためになる

料理をしたくない日のために常備しているのが「日清もちっと生パスタクリーミーボロネーゼ」。「私もいっぱいいっぱいにならず、家族の平穏が保たれます」(ハギヤマさん)

「レンチンなのにおいしいので、家族に大好評!」

●たまには「お手上げ」でいい。なにをやってもアカン日もある

クタクタでなにもやる気がしないときは、一日じゅう寝室に引きこもってノー家事デーに。「年に1、2回ほど、家族に甘えて家事は全部おまかせ。主婦業の完全休暇をもらって心身の疲れを立て直します」(ハギヤマさん)

●片づけは“いったん視界から消す”でOK

お知らせなど書類の山は、テレビの裏に置いて目隠し。「一瞬きれいになると気持ちがラクに。そのまま1か月以上放置しました(笑)」(M.Mさん・群馬県)

●本当のサバイバル!防災袋から食料調達

「なにもしたくないときは防災袋に直行。レトルトごはんや缶づめを使いまくります」。ローリングストックも兼ねられるのが便利。(N.Mさん・東京都)

体や心も疲れきって休みたいときは、思いきって家事を手放すのもあり! そう考えるだけでも気持ちがグンとラクになるはず。明日からまた元気に活動するためにも、自分や家族にとことん甘える日をつくってみてください。