財布の使い方を変えて月9万円貯金を実現。予算意識できる仕組みとは?
「なぜかお金が貯まらない…」という人は、財布の使い方を見直すことが必要かも? そこで、貯まる仕組みを財布でつくっているというESSE読者にお話を伺いました。
財布で貯め体質に!メインの財布と費目別財布で予算を守る
予算を守って年間80万円を貯める、わんぱちさんの貯めるお財布術を紹介します。
<わんぱち(仮名・愛知県・28歳)>
中学の同級生だった夫(28歳)と、3年前に結婚。ESSEの家計記事でやりくりの方法を学んで年間80万円以上を貯蓄し、昨年注文住宅のマイホームを購入。
●財布分けで予算を守り、毎月9万円貯金をキープ
費目ごとに7つの財布に分けて、出費を管理するわんぱちさん。
「外出時に持ち歩くのは、こづかいとカードを入れたメイン財布と食費財布だけ。あとは家に置いて、必要なときに費目別財布を持ち出すようにしています」
予算は全部現金で用意して、クレジットカードを使ったら代金分を予算から口座入金用袋へ、電子マネーも1万円ずつチャージして、使いすぎをシャットアウト!
「予算意識が身についたことで、毎月9万円貯金ができるようになりました」
わんぱち家の4タイプの財布
●メイン財布(こづかい&カード類)
普段持ち歩くのはカードを入れたメイン財布。
「ボーナスから取り置いた年払い制のこづかいのうち、被服費などを除いた自由に使えるお金も、この財布に移しながら使います」
●がまぐち財布(食費)
週1回のまとめ買いには、食費専用のがまぐち財布を持参。
「電子マネーはスマホに入っているので、現金とよく行く店のポイントカードを入れています。残金が見えやすくお気に入り」
●スケルトン財布(医療費・日用品費)
月1回だけまとめ買いする日用品費と、あまり使わない医療費は、かさばらないよう薄型のスケルトン財布に入れて管理。「使うときは財布ごと持ち出しています」
●ポーチ&ミニ財布(被服・美容・美容院費)
こづかいのなかでも決まった出費になる費目は先取りで保管。
「年間予算を決めれば使いすぎません。被服費は3万円、美容費は5万5000円、美容院費は2万1000円を取り置いています」
キャッシュレス派のQ&A
「財布を見直せば、ラクにお金が貯まります」というファイナンシャルプランナーの横山光昭さんが、読者の疑問に回答! キャッシュレス派の疑問にも答えます。
●Q:キャッシュレス派ですが、ついつい使いすぎてしまって…
A:明細の見える化を! オートチャージはNG
お金の使い方を振り返るために、必ず明細の確認を。ログインしてウェブ明細を見るのが面倒な人は紙の明細書に切り替えたり、家計簿アプリとひもづけて。コード決済は予算分だけチャージして、オートチャージはNG。
●Q:スマホが財布代わり!“○○ペイ”に飛びつきがち…
A:自分にとって必要なものをきちんと見きわめて
何種類もあると、あちこちに散らばった残金を使おうとムダづかいしがち。よく行く店で使える2〜3種類に絞り込みましょう。選んだものをしっかり使えばおトクな使い方にも精通できて、ポイントも効率よく貯まります。
●Q:おトクなポイントをゲットするために、現金払いはやめるべき?
A:ポイントのために買いすぎては本末転倒です!
ポイントをたくさん貯めている人のなかには、ムダに買い物している人もじつは多数。キャッシュレスがおトクなのは、必要なものだけ買っている場合です。買い物時に財布にメモを入れて持参するなど、買いすぎない工夫をして利用を。