お弁当や朝食づくり、掃除など、起床してから子どもや夫を送り出したあとも、なにかと忙しい朝。少しでも余裕を生み出せる工夫ができたら、暮らしがもっとラクに回せるはず。シンプルライフ研究家のマキさんに、そのコツをレクチャーしてもらいました。

朝時間の“やめ家事”で余裕ができる!

夫と2人のお子さんの4人暮らしのSさん(35歳)。お弁当づくりに始まり、なにかと忙しい朝をどうにかしたい…。という悩みにマキさんの回答は?

●お弁当づくり:ひとり分つくるのが苦手で30分くらいかかってしまいます…

<マキさんの解決法>難しく考えずパターン化する

学校に持たせるお弁当は、おなかを満たせて完食できることを重視。「献立を子どもと相談して決め固定化。なにをつくろうと迷う時間がなくなり、作業もパターン化できて時短に」

<プラスワンテクニック>フライパンひとつで完成させて洗い物も最小限に

卵焼きのあとに葉物野菜の炒め物、最後に衣つきチキンなど、つくる順番も決めて。「フライパンひとつで完成できる献立にすると、片づけ時間も短縮できます」

●朝ごはん:栄養のあるものを食べさせたいけど、手間はかけたくない!

<マキさんの解決法>具だくさんの汁物さえあればなんとかなる!

「火のとおりが早い油揚げやホウレンソウ、乾燥ワカメなどを使った汁物なら手早くつくれて、たっぷり栄養が取れます」。ご飯も寝る前にセットしておくと朝の手間が省ける。

葉物は手でちぎればOK。

<プラスワンテクニック>ご飯のお供セットで子どもの気分もアップ!

毎日白ご飯だと、子どもが食べ飽きてしまうことも。「ふりかけや明太子、つくだ煮など“ご飯のお供セット”を用意して自由に選べるようにすると、楽しみも」

●朝掃除:毎朝まとめて掃除をするので、朝はいっぱいいっぱい(汗)

<マキさんの解決法>“ついで掃除”を意識すれば掃除タイムは必要なし

朝トイレに行ったらスプレーする、歯みがきをしたらタオルで鏡をふくなどを習慣づけて。「ついで掃除をしておくと、わざわざ掃除の時間を設けなくてもすむようになります」

<プラスワンテクニック>家具を見直すと掃除がラクになる場合も

「ソファの前に机があることで食べこぼしの掃除が増えたり、床に散らばったコード類にホコリがたまりやすくなっていませんか?」。配置や配線を見直してみて。

●名もなき家事:一日じゅう家事をしても終わらない…なんでこんなに時間がないの〜!

<マキさんの解決法>仕事の気分転換として家事を終わらせる

テレワークの人は仕事の休憩時間に夕食の下準備をしたりと、ちょっとした家事を終わらせてみましょう。「いい気分転換になって、仕事がはかどるきっかけになることも」

 

<プラスワンテクニック>夫へ頼む家事は“子ども”が絡むことにする

“子どもとオモチャを片づけて”や“外遊びのついでに庭の掃除をして”など、育児×家事のお願いごとを。「子どもと過ごす時間がつくれるので、断りづらさも(笑)」

 

とくに家事が集中しがちな朝の時間。手を抜けるところは思いきってやめてみると、1日をもっと余裕をもって過ごせるように。朝の家事習慣、ぜひ一度、見直してみませんか。