パワハラ問題で現場復帰に批判が殺到した永井秀樹SD、神戸がコンプライアンス研修の実施を報告

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ヴィッセル神戸は29日、新たにスポーツダイレクター(SD)に就任した永井秀樹氏に対する研修の実施を報告した。

今シーズンは優勝候補の一角として挙げられていた神戸だが、開幕から結果が出ず、リーグ戦7試合で4分け3敗と勝利がなく16位と低迷している。

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のプレーオフこそ勝利し、本戦出場を決めていたが、成績不振のため20日に三浦淳寛監督との契約を解除。今シーズンからヤングプレーヤーデベロップメントコーチを務めていたリュイス・プラナグマ・ラモス氏(41)を暫定監督に据えていた。

その際、体制変更としてSDに昨季途中まで東京ヴェルディを率いた永井秀樹氏(51)を招へい。しかし、その永井氏は、パワーハラスメント問題で日本サッカー協会(JFA)から1年間のS級指導者ライセンス停止処分を受けたばかりであり、この人事には多くの疑問が投げかけられていた。

監督という立場ではないものの、直接選手に関わる役職ということもあり、神戸のファン・サポーターをはじめ、多くの批判的な意見が飛び交った中、神戸は研修を受けさせたと報告した。

神戸によると、永井SDは楽天グループのコンプライアンス・ハラスメント教育研修を実施したとのこと。また、日本サッカー協会(JFA)のサポートプログラムも受ける予定となっており、今後も継続的に教育研修を徹底していくとのことだ。

三木谷浩史会長も「チャンスを与えたい」としていたが、あまりにも早期の現場復帰は火種を生むこととなり、今回の研修でクラブとして対策をしていくことを示しているようだ。

なお、「ヴィッセル神戸および楽天グループは、今までも、安心・安全に働くことができる職場環境を大切にしており、今後もハラスメントやそれに類する行為が起きないよう、徹底的なモニタリングを行ってまいります」としている。

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