家事や育児、仕事と忙しい毎日。少しでもラクしたいという読者の悩みを解決すべく、シンプルライフ研究家のマキさんが、読者の1日をチェックして、家事の“やめどころ”を探ります。

毎日繰り返す家事の「やめポイント」3つ

「平日に行う家事は、暮らしを回す最低限で問題ありません」と話すのは、シンプルライフを実践しているマキさん。毎日繰り返し行っている家事を一度整理してみると、じつは無理してやらなくてもいい家事が出てくるのだとか。

「“あれは絶対しないといけない”“これをするのは当然”と考えてしまうとストレスの原因になるので、ときには割りきるのも大切です。とくに、料理や掃除のように、1日に何回も行っていることほど見直しを。本当にこの工程はやらないといけないのかな? と少しでもモヤッとしたら、やめる合図です。ストレス感度を高めると次々にやめるポイントが見つかって、暮らしも気持ちも軽やかになりますよ」

●現在のSさんの平日家事ルーティン

<Sさん(神奈川県・35歳)のプロフィール>

夫(34歳)、長女(7歳)、二女(5歳)の4人暮らし。「収納とスケジュール管理に苦手意識がありましたが、なるほどの連続でした。少しのポイントで気持ちの余裕ができるんですね!」

<6:30>

子どもたちと一緒に起床 朝ごはん、お弁当づくり→ここを縮めて朝時間に余裕がほしい! 洗濯機を回す 身支度

<8:30>

二女を幼稚園に送る 掃除タイム→毎朝20分ほど床掃除をします

<9:00〜17:30>

仕事に集中 子どもたちを習い事に送る

<18:00>

夜ごはんづくり→週5回の習い事の送迎でバタバタ。お惣菜を買うことも…

<18:30>

習い事のお迎え 子どもたちがお風呂に入っている間に夜ごはんの仕上げ

<19:00>

夜ごはん 子どもたちとの自由時間

<21:00>

子どもたちが就寝 ここからは家事タイム→夫の帰宅は23時頃。平日の家事は頼めません(汗)

<24:00>

就寝→いつの間にかこんな時間…本当は早く寝たい!

 

●平日の家事をラクにやめるポイント

1:迷う時間をやめる

毎日の家事はパターンを決めたり、家事の順番を決めたりして単純化させることで、考えなくても動けるように。「迷う時間がなくなることで、時短にもつながります」

2:最低限の家事以外はやめる

バタバタと忙しい平日は、イレギュラーに発生した家事はやらないと割りきる覚悟も大切。「平日は暮らしていくうえで必須のことだけすると決めると、気持ちもラクになります」

3:すべてに力を入れるのはやめる

やめられる家事が思いつかなければ、力を入れたい部分を洗い出してみるのも手。「全部を完璧にこなすのは難しいので、メリハリを意識すると自然に手抜きポイントが生まれます」

 

朝から晩まで、家事に追われている気がする…そう思う人ほど、平日のやるべき家事を見直してみて。やめポイントを見つけてルーティン化すれば、気持ちも時間もゆとりが生まれます。さっそく試してみてください。