大阪市に新たなデマンドバス 大阪駅周辺と福島区を網羅 最適ルートで移動
大阪駅・中之島・野田阪神駅から自在に「ちょい乗り」ができるようになります。
300メートル間隔で乗降場所を設置
オンデマンドバスに使用されるワゴン(画像:大阪メトロ)。
大阪メトロは2022年3月17日(木)、大阪市内3エリアで展開中のオンデマンドバスについて、新たに北区と福島区の2エリアで運行開始すると発表しました。開始予定は4月1日(金)です。
大阪市のオンデマンドバスは、対象エリアに300m四方の間隔で、高密度に乗降地点を配置。当該便の利用客の乗車地・目的地からAIが自動で最適な走行ルートを決定します。2021年3月末に生野区・平野区A・平野区Bの3エリアでの実証実験が始まりました。
今回追加となる北区エリアは、大阪駅周辺のバス空白地帯である中津・大淀・本庄や天満〜天神橋といった地区と、中之島地区、大阪駅とを網羅。福島区エリアは北区エリアの新御堂筋西側に加え、野田阪神駅周辺の福島区内を網羅します。
大阪駅周辺は「ターミナル駅の周辺地区」ではあるものの、徒歩移動が困難な住民が移動するための公共交通機関に乏しいため、「ラストワンマイル」の移動手段が求められていました。
乗降場所は既存バス停を含め北区で187か所、福島区で182か所設置予定です。乗降場所には既存バス停や電柱、コンビニなど施設にステッカーが貼られ、目印となる予定です。
乗車は毎日6時から23時まで可能で、事前に専用スマホアプリ「Osaka MaaS 社会実験版」あるいは電話により日時と乗降場所を指定し予約が必要です。電話での予約の場合、受付時間は7時から17時までとなっています。
利用料金は大阪シティバスと同じ、1乗車おとな300円(こども150円)です。
※一部(料金)修正しました(3月19日10時20分)。