神戸市営地下鉄西神・山手線用「2000形」 3月引退 34年間走った角目の電車
引退後のイベントもあります。
ラストランヘッドマークは掲出中
神戸市交通局の地下鉄西神・山手線用2000形電車が2022年3月で引退します。
2000形電車は、北神急行電鉄(現・神戸市営地下鉄北神線)との相互直通運転を目的に1988(昭和63)年に製造された車両。走行機器類は、1977(昭和52)年3月13日の西神・山手線新長田〜名谷間開業時に投入された1000形電車と共通ですが、前面デザインは大きく変わり、大型曲面ガラスを採用して前部標識灯(前照灯)と後部標識灯(尾灯)が角形(角目)となったのが特徴です。
2022年3月で引退する神戸市営地下鉄西神・山手線の2000形電車2122編成(22号車)(草町義和撮影)。
登場当初は5両編成でしたが、1989(平成元)年に6両編成化を行うために中間車を増備して6両編成4本(24両)の陣容となりました。
2018年から後継の6000形電車の導入が始まったことで2000形は廃車が進み、いまでは2122編成(22号車)が残るのみ。3月2日(水)から「2000形ラストランヘッドマーク」を掲出して運行しています。
引退後の4月10日(日)と11日(月)には、名谷車両基地で2000形の車内見学や洗車体験ができる有料の引退記念イベントを行います。