朝起きたときから始まる、毎日の家事ルーティン。たまには休んでゆっくりしたい…と思うときもありませんか? だったらせめて、苦手な家事を思いきってやめてラクしましょう! ESSE読者の本音を探りつつ、上手に家事を手抜いている達人のアイデアを紹介します。

ESSE読者315人に聞いた!“やめ家事”白書

まずは家事に対するみんなの本音を徹底調査。そこから見えてきたこととは?

●Q:やめたい家事がある?

A:はい…90%

・自分のことをする時間がもっとほしい! 時間がたりなくて、つい家事がイヤになってしまう(H・Iさん・41歳)

家事は好きだけど、自分時間もほしいから、減らしたい気持ちと葛藤中(b-m-mさん・35歳)

A:いいえ…10%

・やるのは面倒だけど、やらないと気になって余計イライラして悪循環(さやかさん・34歳)

・夫は細かくはできないので、結局完璧を求めて自分でやってしまう(E・Tさん・38歳)

やめたい家事はあるけれど、思うように手放せていない人が多数。じつは自分のルールに縛られていたり、「私がやるしかない…」と諦めの声も。

●Q:すでにやめている家事は?

1位:ゴミ捨て
2位:お風呂掃除
3位:食器洗い

・在宅勤務をきっかけに夫が自分でできる家事を選んで担当制に(H・Tさん・37歳)

・乾燥まで洗濯機、掃除はルンバにおまかせ!(R・Kさん・39歳)

・娘に小さい頃からお風呂掃除をまかせていて、14歳の今も継続中(M・Eさん・37歳)

夫や子ども、家電にまかせられる家事はやめやすい証し。夫にまかせたい家事は「ゴミ捨て」が1位に。

●Q:面倒だけど嫌いじゃない家事は?

1位:食品の買い物
2位:夕食づくり
3位:洗濯物を干す

やっぱりみんな買い物は大好きなよう。天気のいい日の洗濯物干しは、気持ちよくて達成感もあると意外に人気。

 

暮らしの達人に聞いた!上手に家事をやめるコツ

誰にでも苦手な家事はあるもの。そんな家事は抱え込まずに上手に手放して! 知的家事プロデューサーの本間朝子さん、家事研究家の香村薫さん、SNSでの育児や家事のアイデアが共感を集めているボンベイさんに、そのコツを聞いてみました。

●料理しながらレシピを探すのをやめる!

・タグにレシピを登録しておけばスマホをかざすだけ

市販のNFCタグに定番レシピのURLを登録すれば、スマホをかざすだけで見られるように。「キッチンですぐ確認でき、家族につくってもらうときにも共有できて便利。扉裏などにはるとじゃまになりません」(本間さん)

●疲れているときにスーパーに行くのをやめる!

・買い物は月に1回、平日にまとめ買い!

「スーパーで並ぶのは時間もかかり、疲れるので、月1回、平日にコストコでまとめ買いしています」。冷凍の肉やブロッコリー、アボカド、ギョーザ、シリアルなどを大容量で。(ボンベイさん)

納豆やめかぶ、缶づめ、乳製品などはコンビニかドラッグストアで買いたし。「並ばずにすむのでラクチンです」

 

●洗い物を増やすのをやめる!

・副菜は調理から保存まで保存容器で完結させる

ガラス製の保存容器をボウル代わりにして調理し、そのままテーブルへ。

「各自のお皿に取り分け、残ったらフタをして保存すれば、洗い物も少なくてラクチン。少量でも移し替えません」(本間さん)

●毎食、栄養バランスを考えるのをやめる!

・買い物の段階でバランスが取れていればOK

買い物は肉、魚、根菜、葉野菜、実野菜、果物、豆類など使い慣れたものを満遍なく。「これを1週間で使えば栄養バランスはよしと考え、毎回の食事のバランスは意識しません」(本間さん)

・野菜スムージーを飲む習慣があれば大丈夫

「フルーツとコマツナなどを1回分ずつ小分け冷凍。これを牛乳や豆乳と一緒にミキサーにかけ、お風呂上がりに毎日飲んでいます」(香村さん)

「これさえあれば食事で野菜が不足した日も安心」

少し発想を変えてみたり、便利なグッズを使ってみたり。達人のアイデアは今すぐマネできることがたくさん! 苦手な家事を少しでもラクにする方法をぜひ見つけてみてください。