1週間で121人感染 栃木県内の感染者急増
栃木県内の1週間の感染状況です。県内では12月30日から5日までの1週間で121人の感染が発表されました。
前の週の67人から2倍近く増加しています。
この1週間だけで見ると今月1日の17人以外は10人前後で推移していましたが、4日になって30人を超え予断を許さない状況になっています。
居住地別にみますと宇都宮市が62人、真岡市が21人、佐野市が12人、足利市と鹿沼市が5人です。
宇都宮市を除くと首都圏に近い県南地域での感染が多く確認されています。
年代別で最も多いのが40代の26人、次いで30代の25人、20代の20人と続きます。
20代から50代の働く世代が78人で全体の6割を占めています。
そのほかの発生状況です。5日までの1週間で真岡市内の高齢者施設で入所者と職員合わせて17人の感染が確認されたとしてクラスターに認定されました。
県内のクラスターはこれで122例目となります。
先月30日に県内で初めて確認された新しい変異株・オミクロン株の感染者ですが5日までに累計で4人となりました。
また、県は2回目のワクチン接種後の感染、いわゆるブレイクスルー感染についてのまとめを発表しました。
月別ではワクチンを2回接種した後に感染した人は10月には13.9%でしたが、12月と1月の合計では53.4%に増加していて、ブレイクスルー感染の割合が増加していることがわかります
しかし、12月と1月の10万人あたりの陽性者数を接種済みと未接種で比べてみると接種済みが5.1人、未接種が41.9人で大きな差が見られます。
県は15日から県営の大規模接種会場を設置し、ワクチンの種類に関わらず3回目の接種を呼びかけています。