全国高校ラグビー大会は5日、準決勝の2試合が行われ、初のベスト4入りを果たした國學院栃木が大会2連覇中、神奈川の桐蔭学園に挑みました。

栃木県勢初の準決勝の舞台に一歩をしるした國學院栃木。

國學院栃木はこの大会3試合すべて先制しています。

3連覇を狙うAシード相手に前半2分、ペナルティゴールで3点を先制。

さらに17分にもペナルティゴールで3点を追加し勢いに乗ります。

初トライも國學院栃木でした。

18分、ラックからスタンドオフ伊藤龍之介のキックパスを今大会大活躍ウイングの伊藤大暉が受けてトライ、さらにリードを広げます。

22分にもチャンスが生まれます。フルバックの青胗潤之介がトライ。初の準決勝、國學院栃木は王者相手に堂々の戦いぶりをみせます。

前半終了間際に1トライを返されますが、後半に入っても國學院栃木は6分にペナルティゴールを成功

守っても大会屈指の堅い守備が機能し、地域支配率こそ桐蔭学園より下回ったもののフォワード陣がひるむことなく相手にぶつかっていきます。

粘りの守備は最後まで集中力を切らさず21ー10で強豪の桐蔭学園に勝利。

県勢初の決勝進出。自分たちの力で歴史を作りました。

決勝戦は8日、午後2時5分に大阪第2代表の東海大大阪仰星と対戦します。

伊藤龍之介選手:「花園の舞台で桐蔭学園と試合ができてうれしい。ゲームをコントロールしながら自分の前を仕掛けたり回したり、回すべきところと行くところを時間を考えてやったりするところが、この大会でたくさん試合をしたことによって成長したんじゃないかと思います」

田中大誠ゲームキャプテン:「桐蔭学園戦では個々の接点だったり、引かないということを意識しながらプレーしていました。準決勝までの試合で課題がアタックだったのでしっかり中身で修正できたのでいい得点ができた。栃木県で初めての優勝ができるように頑張ります」