宇都宮市中央卸売市場で今年最初の取り引きとなる初競りが5日に行われ、威勢のいい声が響き活気に包まれました。

宇都宮市簗瀬町にある宇都宮市中央卸売市場の5日午前5時半ごろの様子です。

鮮魚の初競りには大きいもので100キロ以上になるメバチマグロ43本がかけられ、仲買人が尾の断面を見て色やあぶらの乗り具合を確認しました。

競り人の威勢のいい声が響く中、仲買人は市場特有の手のサインを使って希望の価格を示し目当てのマグロを競り落としていきます。

この日一番の高値が付いたのは97キロのもので1キロあたりで去年より千円高い3300円、1本あたりおよそ32万円でした。

宇都宮市中央卸売市場によりますと市場全体の5日の水産物の販売量は去年と同じくらいのおよそ1万8700キロでした。

コロナ禍が続いていますが、スーパーだけでなくホテルや飲食店がメインの客の仲卸業者も去年10月ごろから売り上げが回復傾向だということです。