新型コロナウイルスについて栃木県は4日、海外渡航歴のある2人が新しい変異株「オミクロン株」に感染していることが分かったと発表しました。

また、これとは別に県内で新たに33人の感染が確認されています。

新規感染者が30人を超えるのは去年9月末以来、およそ3カ月ぶりです。

オミクロン株への感染が確認されたのは、すでに感染者として発表されている30代男性と20代女性です。

2人は海外渡航歴があり、不特定多数との接触はないということです。

県内でオミクロン株が確認されたのは、これで3人となりました。

また、県と宇都宮市は宇都宮市に住む10歳未満から50代までの男女16人と真岡市に住む70代から100歳以上の男女14人、それに佐野市の50代男性、日光市の20代女性、栃木市の40代女性の合わせて33人の感染を確認したと発表しました。

県内で1日の新規感染者が30人を超えるのは去年9月29日以来、およそ3カ月ぶりです。

また、4日までに真岡市内の高齢者施設で入所者と職員合わせて17人の感染が確認されたとして県は県内122例目のクラスターに認定しました。

これで県内の感染者は累計1万5688人になりました。

現在の療養者は140人で入院調整中は28人、自宅療養者は51人です。重症者はいません。

近県の感染状況は埼玉県で38人、茨城県で10人、群馬県で17人の感染を発表しています。

なお、埼玉県では4人、群馬県では2人がオミクロン株に感染していたことが分かっています。