全国高校ラグビー大会は3日準々決勝4試合を行い、栃木代表の國學院栃木は初のベスト4進出をかけて長崎の長崎北陽台と対戦しました。

紺のジャージの國學院栃木と青のジャージの長崎北陽台。

國學院栃木は序盤から押し気味に試合を進めますが、長崎の固い守りをこじ開けられずなかなか得点に結び付けられません。

しかし前半21分、相手の反則でペナルティキックを獲得すると、これをゲームキャプテンの田中大誠がきっちりと決め先制、3対0と前半をリードして折り返します。

後半5分、長崎北陽台があわやトライという場面で國學院栃木は必死の守備で跳ね返し、徐々に攻撃のリズムをつかむと敵陣深いラックから抜け出したのは

スタンドオフの伊藤龍之介。

巧みなステップで相手をかわしてこの試合、初のトライ。

コンバージョンゴールも決めて7点を追加しリードを広げます。

その後、長崎北陽台に1トライを返され3点差に迫られますが、ナンバーエイトの小野田が相手パスをインターセプトすると最後は右ウイングの武藤がトライを挙げ、勝負あり。

國學院栃木は17対7で長崎北陽台を破り創部以来初めて、栃木県勢としても初のベスト4進出です。

準決勝は5日午後2時半からで初の決勝を目指し、大会2連覇中の神奈川の桐蔭学園と対戦します。