コロナ禍の1年 年の瀬観光地は何を思う
去年につづき2021年も新型コロナウイルスと共存の1年となってしまいました。
栃木県内では2度にわたる「緊急事態宣言」の影響もあり観光地が大きな打撃を受けました。
コロナ禍のこの1年を県内の観光地はどのように思っているのか取材しました。
29日の東武・鬼怒川温泉駅前は年の瀬ということもあり普段の週末よりも賑わいが戻ってきているように感じました。
鬼怒川・川治温泉旅館協同組合がまとめた組合加盟の28ある宿泊施設の11月の宿泊数はおよそ9万7千人で今年最多の宿泊数になったということです。
県内旅行をお得に宿泊できる「県民一家族一旅行」や行動制限の緩和などが宿泊者数の増加に繋がったとみられ、コロナ禍で厳しい中にも希望の光が見えてきている状況です。
来年1月5日から「県民一家族一旅行」の割引対象者が埼玉・茨城・群馬の隣県に住む人に拡大されることを受け、鬼怒川温泉で創業55年になる「鬼怒川グランドホテル・夢の季」の波木 恵美社長は、「新変異株のオミクロン株への不安もあるが、どのようにコロナと共存するかが大切だ」と話しました。