栃木県が誇るイチゴの販路を拡大させるため、新しい品種「とちあいか」の海外に向けた出荷が始まりました。

去年の冬から本格的に出荷が始まったとちあいか。

栃木県にとって10番目となるオリジナルの品種で、甘みが強いのが特徴です。

JA全農とちぎによりますと昨シーズンの販売額は10億円ほどでしたが、今シーズンはおよそ26億円、来シーズンは30億円以上を見込んでいて、着々と普及が進んでいます。

さらに販路を拡大させるためJAグループではシンガポールやマレーシアなど東南アジアに向けた試験的な輸出を始めていて、27日はJAしおのや管内の4つの集荷場から合わせて80ケース、およそ50キロがトラックへ積み込まれました。

出荷されたとちあいかはこの後、大阪での検査を経て、基準をクリアしたものは航空便で東南アジアに向けて輸出されるということです。

試験的な輸出は来年5月ごろまで続けられ、輸送にかかわる課題を洗い出して本格輸出を目指します。