再来年2023年の春、佐野市に小中一貫校の「葛生義務教育学校」が開校するにあたり、子どもたちの学ぶ環境を地域で支援しようと24日、佐野市に電子黒板が贈られました。

佐野市役所を訪れたのは葛生産業協会とまちづくり葛生で構成する「葛生義務教育学校を支援する会」です。

葛生義務教育学校は葛生地区の2つの中学校と4つの小学校が統合して生まれるもので、開校に向けて地域の人や卒業生に呼びかけて今年の7月からクラウドファンディングで学校教材を贈る動きが進んでいました。

今回およそ1,900万円が集まり、75インチの電子黒板13台と移動型の86インチの電子黒板3台が佐野市の金子裕市長に贈られました。

大型の電子黒板の導入は県内初の取り組みです。

政府のGIGA構想で児童・生徒全員にタブレットが配布されるなど「ICT教育」が一層進む中、最新鋭の「電子黒板」を活用した最先端の教育を葛生の子どもたちに学んでもらうのがねらいです。

電子黒板は全員に配布されるタブレットと合わせて活用できるため、学習の幅が大きく広がるものと期待されています。