今季ストライカーとしてブレイクした酒井。新天地でゴールを量産できるか。写真:田中研治

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 名古屋グランパスは12月21日、サガン鳥栖のFW酒井宣福を完全移籍で獲得したことを発表した。

 新潟県出身の29歳。兄は元日本代表でヴィッセル神戸に所属する酒井高徳。帝京長岡高卒業後の2011年にアルビレックス新潟でJリーグデビューを果たすと、アビスパ福岡、ファジアーノ岡山、大宮アルディージャなどを経て2021年に鳥栖へ加入。昨季はこれまで主戦場としていた左サイドではなく、前線で起用されると、J1リーグ29試合で8ゴールを記録。フィニッシャーとしてのポテンシャルを発揮し、7月には月間MVPとベストゴールのダブル受賞を果たすなど大ブレイクした。

 そんな酒井は、1シーズンで離れることになった鳥栖を通して以下のようにコメントした。

「この度、名古屋グランパスに移籍することになりました。この1年間はとてもあっという間で、充実した1年間でした。それも、常に熱い応援をしてくれたサポーターの皆さんや、トレーニングから厳しい要求をしてくれた監督やコーチングスタッフ、常に身体を気遣ってくれたメディカルスタッフ、その他クラブに関わる全ての方々のおかげです。本当にありがとうございました。このクラブでの経験や思い出は僕の財産です。1年間という短い時間でしたが本当にありがとうございました」
 
 また、新天地となる名古屋を通しては以下のように意気込んだ。

「はじめまして。このたび加入することになりました酒井宣福です。このクラブに僕の持てる全ての力を捧げて、チームの勝利とタイトル獲得のために全力を尽くします!みんなでたくさんの喜びを分かち合いましょう!応援よろしくお願いします!」

 この一報を伝えた両クラブ公式ツイッターには以下のようなコメントが寄せられている。

「スーパーゴール含め、何度もワクワクしました。鳥栖で活躍してくれてありがとうございました」
「正直こんなに活躍するなんて思ってなかった。がっちり心を掴まれたので1年でお別れなんて寂しいです」
「1年て短すぎるよぉ〜でも仕方ない。対戦する時は負けないから!!」
「酒井選手一年間ありがとうございました。来年こそ年間ベストゴール受賞できるのを祈っています」
「FWとして覚醒した姿をまだうちで観たかったぞ」
「名古屋さん、酒井選手を主力として使わないと許しませんよ!!」
「きたぁぁぁぁ!期待してるぞ!ゴール量産してくれ!!」
「ガチ!!!超絶嬉しいんやけど!!!共にタイトル取りましょう!!!」
「このまま代表目指して欲しい!」

 また、7月の月間ベストゴールに選ばれたのは、名古屋戦でのダイレクトボレーだったこともあり、「名古屋戦の印象が強いので、良い選手のイメージしかないです」「対戦した時のインパクト強かったのでこれは期待」などの声も上がっている。

 遅咲きのストライカーは新天地で大輪の花を咲かせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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