日本人合計7人出場! 三笘薫フル出場のサン=ジロワーズがシント=トロイデンを下す《ジュピラー・プロ・リーグ》

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3日、ベルギー・ジュピラー・プロ・リーグ第14節のシント=トロイデンvsロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズの一戦が行われ、1-2でサン=ジロワーズが勝利した。

シント=トロイデンはGKシュミット・ダニエル、DF橋岡大樹、FW鈴木優磨、FW林大地の4名が先発出場。FW原大智、MF伊藤達哉は途中出場を果たした。また、サン=ジロワーズのMF三笘薫は先発フル出場を果たしている。

互いに[3-5-2]を基本システムとし、橋岡と三笘は同サイドでのマッチアップとなるこの一戦。左ウイングバックの三笘は積極的にサイドを仕掛けるが、シント=トロイデンはしっかりと三笘対策を準備し、一気に寄せてボールを奪いにいくという戦いを見せる。

それでも首位のサン=ジロワーズが主導権を握る戦いに。マークされながらも仕掛ける三笘は、ドリブルやパスで攻撃を引っ張るが、高いラインを敷くシント=トロイデンの守備の前に何度もオフサイドに引っかかる。

橋岡と三笘のマッチアップは攻守で見られる中、先にスコアを動かしたのはサン=ジロワーズ。31分、GKからのフィードをヘディングでフリックすると、右サイドのスペースに出たボールにダンテ・バンゼイルが反応。スピードに乗ったままダイレクトでクロスを上げると、グラウンダーのクロスをニアサイドに走り込んだデニス・ウンダブが流し込み、サン=ジロワーズが手数の少ないカウンターで先制する。

我慢して戦いながらも、カウンター1発で失点を喫してしまったシント=トロイデン。鈴木と林の2トップには中々良い形でチャンスが訪れない。

0-1で迎えた後半は、シント=トロイデンも素早い攻撃でサン=ジロワーズゴールへと迫る。すると63分、ジョルジュ・テイシェイラの縦パスを受けた鈴木がハーフウェイライン付近でターン。これをブルースへと横パスすると、ブルースがドリブルで持ち上がる。ボックス手前まで運ぶと原が動き出して空けたスペースを狙って右足一閃。ブレ球の強烈ミドルがゴール左へと突き刺さり、シント=トロイデンが同点に追いつく。

見事な一発で追いついたシント=トロイデン。このゴールでファンのボルテージも上がり、勢いづく中、連敗を避けたいサン=ジロワーズが押し返すと、73分に勝ち越しに成功する。

右CKを獲得したサン=ジロワーズはテディ・テウマが左足でクロス。これをニアサイドでウンダブがヘッド。GKシュミット・ダニエルが触るも、狭いコースに決まりサン=ジロワーズが勝ち越す。

再びビハインドとなったシント=トロイデンは、87分にビッグチャンス。CKからのクロスを最後は原が触れてゴールへと飛ぶが、これはGKアントニー・モリスが横っ飛びでキャッチ。結局そのまま試合は終了し、サン=ジロワーズがシント=トロイデンを振り切り勝利を収めた。

シント=トロイデン 1-2 ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ

【シント=トロイデン】

クリスティアン・ブルース(後18)

【サン=ジロワーズ】

デニス・ウンダブ(前31、後28)