朝晩に身だしなみをととのえる洗面室や、家族の着るものを収納するクローゼット。みんなが毎日使う場所だけに散らかりっぷりも半端ない…。そんな場所こそ、使いやすく、そして家族が自然と手伝ってくれる仕組みをつくっておくとラクちんです。整理収納アドバイザーの佐々木奈美さんに、ご自宅で実践している工夫を教えてもらいました。

洗面室は5分で掃除&手伝いやすい収納できれいをキープ

12歳、10歳、3歳の3人の男の子のママでもある佐々木さん。家族が散らかし放題にしていると、それだけ家事の負担も増えてしまいます。

洗濯機上にDIYで棚をとりつけ散らかりを防止!<写真>

そんな状況を回避するには、みんなが自然と片づけられる仕組みづくりが大切。散らかりがちな洗面室も、動線を徹底的に見直した結果、洗濯と干す作業、着替えの準備から掃除まで、少ないアクションで終えられるようになりました。

●洗濯ネットとDIY棚で洗濯スペースをシステム化

窓上に棚を取りつけ、使用頻度の低いものやストックをボックスに入れて収納。

「洗濯機の上にはアイテム別の洗濯ネットをつるし、靴下やマスクを各自分別して入れるシステムに」

●浴室に干した下着はその場で片づけ

下着と靴下は洗面室内に置いたチェストにしまう仕組み。浴室乾燥機を活用し、洗濯からたたんで片づけるまで、部屋の移動なし!

「だれでも取り出せる場所にチェストを置き、入浴前後の仕度も本人におまかせ。私の負担も減りました」

●バスタオルは引っかけ式にしてたたむ手間としまう場所いらずに

山崎実業のフックを壁に取りつけ、バスタオルの定位置に。

「取り込んだらそのまま引っかけるだけ。たたむ時間をカットできるし、子どもにも手伝ってもらえるので助かります」

●掃除しやすくグッズをまとめて“毎日5分掃除”のルールを徹底

「毎日夕方はお風呂掃除の時間」と決めてきれいをキープ。いつも使う掃除グッズは、浴室のマグネットバーに引っかけ、浮かせる収納でスタンバイ。
「子どもも手に取りやすく、気軽に掃除できる仕組みづくりも欠かしません」

ファミリークローゼットに家族の服をまとめて。管理も片づけもラクに!

5人分の服を寝室のファミリークローゼットで管理。すぐに着るものはチェストにまとめ、季節外のアイテムは箱に入れて棚上に。

●コーディネートをまとめた着替えボックスをつくれば支度もラクちん

二男と三男が着る服は、あらかじめセットして専用ボックスへ。そのまま取り出して着れば、迷ったり、ちぐはぐな組み合わせにならずに着替え完了。
「朝の準備は子どもに“着替えを持ってきて”と声をかけるだけでOK!」

●子ども部屋には制服のみ引っかけ収納を活用してストレスなし!

子ども部屋のクローゼットに入れる服は、長男の学校関連のみ。
「制服のズボンをS字フックに引っかける仕組みにしたら、部活でヘトヘトな日でも自分で片づけてくれます」

家族が使いやすく、片づく仕組みをつくっておけば、すぐに散らかる家からいつもきれいな家に変われるはず! 今回、紹介したアイデアを参考に、自然と片づくおうちを目指してみてください。