マクアケより

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クラウドファンディングサイトを運営するマクアケ(東京都渋谷区)は2021年11月15日、不適切な商品を掲載していたとして、「不快なお気持ちにさせてしまいましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

「思い出の詰まった制服を捨てたくない」

問題となったのは、学生服のスカートを活用したバッグ「めくりん」だ。ポーチ(税込3800円)とショルダーバッグ(6700円)を展開する。

果物柄の生地に被さるようにスカートが縫いつけられており、「話が盛り上がる!サスティナブルなおもしろバッグ」「エコ風味なKawaiiアイテム」と喧伝していた。

販売したのは、学生服のリユース店。めくりんは「一部に傷みのある制服は次に回せず、廃棄処分となります(中略)持ち込まれる思い出の詰まった制服を捨てたくない!最後まで使い切りたい!という思いから生まれた」と説明している。

11月9日からマクアケで販売を始めると、SNSでは「セクハラグッズ」「スカートめくりは性加害ですよ」「制服のリユース自体は大事な視点だと思うけど、これは......」と批判が相次いだ。

様々なご意見を頂いたことを真摯に受け止め...

マクアケは15日、ウェブサイトで販売中止を発表し、

「生活者の皆様から様々なご意見を頂いたことを真摯に受け止め、プロジェクトの内容が不適切な内容・表現であったことを鑑み、プラットフォームとして本プロジェクトの掲載を中止、ページを非公開とすることを決定いたしました」

と説明した。販売者からも掲載中止の申し出があり、合意の上で決めたという。

同社は「不快なお気持ちにさせてしまいましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪し、審査内容を見直すなど再発防止に努めるとした。