志麻さんもキロ単位でストック。ミートソースづくりのコツと活用法
フランス料理のシェフから家政婦に転身し、気軽でおいしい家庭料理レシピが大人気のタサン志麻さん。そんな志麻さんのライフスタイルマガジン『à table SHIMA』が本日発売に。第1号では「タサン家の冬の食卓」をお届けします。
今回はそのなかから、志麻さんが繰り返しつくっているというミートソースの味のコツと活用法をご紹介します。
タサン家の定番「ミートソース」
「家族のためにつくる料理は、目新しいものばかりでなくてもいいと思っています。口にすると、ホッとする味。食べ慣れた、いつもの味。それこそが、大切にしたい味です」と話す志麻さん。
そんなタサン家の定番は、ミートソースを使った料理。キロ単位でたっぷりつくってストックし、さまざまな料理に活用しているそう。
「『冷蔵庫にあれがある』と思うだけで、忙しい毎日の心強い味方になります」
煮込むときの水は、トマト缶(1缶400mlくらいの容量)を洗うようにして入れると無駄がない
うま味をしっかり感じるその秘密は、別のフライパンでひき肉をほぐさずにかたまりのまましっかりと焼きつけ、焼き色をつけること。このポイントに気をつければ、その香ばしさで、どのミートソースのレシピでもより味わい深くなります。
「大きな鍋さえあれば、倍量をつくってもいいくらい。冷凍で1か月はおいしく食べられるので、小分けにして保存袋にストックしています。パスタにかけたりパンにのせたり、ミートソースがあれば、家族はいつもごきげんです」
家族から、「あの味が食べたい」とリクエストが多いレシピも、ストックのミートソースがあれば簡単にできるんです。
ラザニアは、おいしさが何層にも重なる冬のごちそう。ボリュームミートソースが、味の要です。ミートソースと一緒に、ホワイトソースも冷凍保存しておけば、いつでも家族が喜ぶ人気メニューを、食卓にのせることができます。
ラザニアというと、専用のパスタを買ってこなければいけないと思いがち。でも、ラザニア用のパスタがなければ早ゆでマカロニでもOKなのが志麻さん流。
「同じパスタなのですから、いつものマカロニで実は十分。ちょっと長くゆでてやわらかく仕上げると、ソースとよくなじみます」
ミートソース、ホワイトソースをマカロニと重ねて、オーブンで焼けばあっという間に出来上がり。
「こんな気取りのない料理こそが、私が大好きなフランスの味です」と志麻さんが話すのは、とろとろのじゃがいものピュレとミートソースを合わせたフランスの家庭料理、アッシ・パルマンティエ。
ゆでたじゃがいもをつぶしてピュレにし、ミートソースと重ねてオーブンで焼けば完成。牛乳とバターでミルキーに仕上げたピュレと、ミートソースとの相性は抜群です。
ポイントは、じゃがいもの食感。ほくほくしたマッシュポテトではなく、とろりとした“ピュレ”。メークインを使ってなめらかに仕上げると、うっとりするおいしさに。口の中でピュレとミートソースが混ざり合う、素朴ながらも味わい深い料理です。
寒い夜、温かい料理を家族で囲むと、心も体もほっこりしてきます。おしゃべりを弾ませながら、ゆったりとした食卓の時間を味わってください。
『à table SHIMA vol.1 冬号
』(扶桑社刊)では、ミートソースの詳しいレシピやつくり方のコツに加えて、リアルな志麻さんの食卓や、大根やきのこなどの旬の野菜を使った料理、クリスマス料理など、たっぷりと紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
国内外のフレンチレストランで修業ののち、「より自由で簡単なフランス家庭料理を伝えたい」と家政婦に転身し、テレビなどメディアでも活躍。フランス人の夫・ロマンさん、3人の子どもたちと暮らす。著書は『志麻さんのベストおかず
』『志麻さんのベストおかず プレミアムなほぼ100円おかず編
』(扶桑社刊)など多数。パーソナルマガジン『à table SHIMA vol.1 冬号
』が11月15日に発売。公式インスタグラム@shima_magazine
今回はそのなかから、志麻さんが繰り返しつくっているというミートソースの味のコツと活用法をご紹介します。
タサン家の定番「ミートソース」
タサン家の定番。ミートソースがあれば家族が喜ぶメニューがいつでもつくれる
「家族のためにつくる料理は、目新しいものばかりでなくてもいいと思っています。口にすると、ホッとする味。食べ慣れた、いつもの味。それこそが、大切にしたい味です」と話す志麻さん。
そんなタサン家の定番は、ミートソースを使った料理。キロ単位でたっぷりつくってストックし、さまざまな料理に活用しているそう。
「『冷蔵庫にあれがある』と思うだけで、忙しい毎日の心強い味方になります」
●ミートソースを味わい深くつくるコツ
煮込むときの水は、トマト缶(1缶400mlくらいの容量)を洗うようにして入れると無駄がない
うま味をしっかり感じるその秘密は、別のフライパンでひき肉をほぐさずにかたまりのまましっかりと焼きつけ、焼き色をつけること。このポイントに気をつければ、その香ばしさで、どのミートソースのレシピでもより味わい深くなります。
「大きな鍋さえあれば、倍量をつくってもいいくらい。冷凍で1か月はおいしく食べられるので、小分けにして保存袋にストックしています。パスタにかけたりパンにのせたり、ミートソースがあれば、家族はいつもごきげんです」
家族から、「あの味が食べたい」とリクエストが多いレシピも、ストックのミートソースがあれば簡単にできるんです。
●ボリュームミートソースでつくるラザニア
ラザニアは、おいしさが何層にも重なる冬のごちそう。ボリュームミートソースが、味の要です。ミートソースと一緒に、ホワイトソースも冷凍保存しておけば、いつでも家族が喜ぶ人気メニューを、食卓にのせることができます。
ラザニアというと、専用のパスタを買ってこなければいけないと思いがち。でも、ラザニア用のパスタがなければ早ゆでマカロニでもOKなのが志麻さん流。
「同じパスタなのですから、いつものマカロニで実は十分。ちょっと長くゆでてやわらかく仕上げると、ソースとよくなじみます」
ミートソース、ホワイトソースをマカロニと重ねて、オーブンで焼けばあっという間に出来上がり。
●フランスのおふくろの味。アッシ・パルマンティエ
「こんな気取りのない料理こそが、私が大好きなフランスの味です」と志麻さんが話すのは、とろとろのじゃがいものピュレとミートソースを合わせたフランスの家庭料理、アッシ・パルマンティエ。
ゆでたじゃがいもをつぶしてピュレにし、ミートソースと重ねてオーブンで焼けば完成。牛乳とバターでミルキーに仕上げたピュレと、ミートソースとの相性は抜群です。
ポイントは、じゃがいもの食感。ほくほくしたマッシュポテトではなく、とろりとした“ピュレ”。メークインを使ってなめらかに仕上げると、うっとりするおいしさに。口の中でピュレとミートソースが混ざり合う、素朴ながらも味わい深い料理です。
寒い夜、温かい料理を家族で囲むと、心も体もほっこりしてきます。おしゃべりを弾ませながら、ゆったりとした食卓の時間を味わってください。
『à table SHIMA vol.1 冬号
』(扶桑社刊)では、ミートソースの詳しいレシピやつくり方のコツに加えて、リアルな志麻さんの食卓や、大根やきのこなどの旬の野菜を使った料理、クリスマス料理など、たっぷりと紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
【タサン志麻さん】
国内外のフレンチレストランで修業ののち、「より自由で簡単なフランス家庭料理を伝えたい」と家政婦に転身し、テレビなどメディアでも活躍。フランス人の夫・ロマンさん、3人の子どもたちと暮らす。著書は『志麻さんのベストおかず
』『志麻さんのベストおかず プレミアムなほぼ100円おかず編
』(扶桑社刊)など多数。パーソナルマガジン『à table SHIMA vol.1 冬号
』が11月15日に発売。公式インスタグラム@shima_magazine