どうしても起用したかったキャストとは?
 - Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

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 マーベル・スタジオ最新作『エターナルズ』(全国公開中)のメガホンを取ったクロエ・ジャオ監督が、「4年ほど前から熱視線を送っていた」というとあるキャストの起用について、Deadlineで語っている。(以下、映画のネタバレを含みます)

 『エターナルズ』は、7,000年近く人類の成長を見守ってきた異星種族エターナルズの活躍を描くヒーロー群像劇。『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界に迫る新たな脅威に対抗すべく、世界中に散らばったエターナルズが再集結する。

 ジャオ監督が語っている俳優とは、映画のミッドクレジットシーンで登場したハリー・スタイルズのこと。ハリーは、アベンジャーズを苦しめた最凶の敵サノスの弟エロス/スターフォックスを演じており、地球を離れたエターナルズ(セナ、ドルイグ、マッカリ)の前に突如出現し、地球に残った仲間が危険に晒されていると伝えた。

 ハリーが2017年に出演した映画『ダンケルク』の公開後から、彼の起用を検討していたというジャオ監督。「『ダンケルク』の後からハリーのことをマークしていました。ものすごく魅力的だったんです。彼と対面した後、私は他のキャストと同じように、彼こそあのキャラクターにふさわしいと気づいたんです。彼の中にはエロスの要素がたくさんあります。彼がイエスなら、ケヴィン(・ファイギ)もイエスなんです。二人ともそう言ってくれて嬉しかったですよ」と起用秘話を明かした。

 『エターナルズ』でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)入りを果たしたハリー。次回作はオリヴィア・ワイルド監督が手がけるサイコスリラー『ドント・ウォーリー・ダーリング(原題) / Don't Worry Darling』で、『ブラック・ウィドウ』のフローレンス・ピューや、『エターナルズ』でセルシを演じたジェンマ・チャンと共演する。(編集部・倉本拓弥)