このまま序列に変化がなければ移籍希望? マンUを悩ませる若き守護神の扱い方
![今季はなかなか出番が回ってこないヘンダーソン photo/Getty Images](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/6/f/6f638_1638_cd1cddf5_f5559979-m.jpg)
昨季後半戦に序列は入れ替わったかのようにも思えた。しかし、赤い悪魔で次世代の守護神を担うと期待されていた若者は、結局ダビド・デ・ヘアから定位置を奪い切ることはできないのか。マンチェスター・ユナイテッドに所属するGKディーン・ヘンダーソン(24)に移籍の噂が浮上している。
2020-21シーズンは後半戦から出場数を増やし、いよいよマンUで正守護神のポジションを手に入れたかのようにも思われたヘンダーソン。だが、今季は開幕前に新型コロナウイルス陽性の影響で戦線を離脱すると、その間隙を突いて好パフォーマンスを披露したデ・ヘアにポジションを再奪取されてしまった。現在では戦列に復帰しているものの、いまだリーグ戦での出場はゼロ。実力こそ申し分ないはずだが、ヘンダーソンは高すぎる壁に行く手を阻まれる状況が続いている。
かねてより、自身の出場機会については並々ならぬこだわりを持っていた節があるヘンダーソン。2019年6月には、当時レンタル移籍していたシェフィールド・ユナイテッドでのプレミア初挑戦を控えるなかで「僕はマンチェスター・ユナイテッドに必要な存在だ。十分優秀だし、たくさんチームを助けることができるだろう」とのコメントを残している。こうした発言からもヘンダーソンが野心家であることは窺い知ることができるだけに、今の状況に彼が納得していないというのも信憑性は高そうだ。
優秀なのは間違いないだけに、マンUとしてもヘンダーソンの流出は阻止したいところ。しかし、そんな彼の気持ちを尊重しすぎるあまりに、デ・ヘアといきなり序列を入れ替えるわけにもいかないだろう。はたして、マンUは今後ヘンダーソンをどのように扱っていくのだろうか。その動向には注目したいところだ。