タイヤ表面の穴は何?【ピレリ・ジャーナル Vol.4】(ピックアップ)
ついに発売され、大好評のロッソクワトロ。
ご購入いただいた方々から問い合わせが相次いだタイヤ表面の小さな穴。
これはピレリ独自の最新技術が使用されている証だった。
タイヤ製造の過程で、カーカス、ベルト、トレッド、ビード等各パーツを組み合わせて成型されたあと、熱と圧力を加えタイヤに適切な弾力を与える、加硫と呼ばれる工程がある。
その加硫の際、コンパウンドにセンサーを差し込み、加硫温度を測定する。より精密に温度をモニターすることにより、パターンごとに最適な温度にコントロールすることができ、開発の狙った通りの性能が出やすくなったり、品質をより安定させることが可能になる。この2つの穴は、そのセンサーが差し込まれた形跡なのだ。
温度を精密にモニターするセンサーを差し込んだ跡。この技術が使用されているかどうかはこの穴が空いているかどうかで見分ける事ができる
この技術は以前より四輪タイヤで使用されてきたピレリ独自の最新技術で、バイクタイヤに採用されるのはDIABLO ROSSO IVが初めて。今後もあらゆる製品に採用されていく予定となっている。
四輪タイヤ表面のセンサー跡
進化する製造技術これに限らず、タイヤ製造の技術は日々進化を続けている。ピレリファンサイトでは今後も最新の技術をどんどん紹介していく!
ピレリのタイヤ製造~テストまでの一連の流れが細かく紹介されているドキュメンタリー。工場、テストコースの映像や技術者の貴重なインタビューなど。Youtubeの字幕機能で日本語で視聴できる
DIABLO ROSSO IV
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