中国メディアは、一時期日本国内を席巻していたタピオカミルクティーのブームがすっかり冷めたと報じた。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・潇湘晨报は28日、一時期日本国内を席巻していたタピオカミルクティーのブームがすっかり冷めたと報じた。
 
 記事は、日本で2018年にタピオカミルクティーブームが起こり、「聖地」と称された東京・原宿には数多くのタピオカミルクティー店が出現し、毎日のように若者が長蛇の列をなす光景が見られたとする一方で、現在では多くの店がすでに閉店しており、栄華の日々はもう戻ってこないと伝えた。
 
 その上で、日本人がタピオカミルクティーを買い求める目的が主に「写真を撮ってSNS上に掲載する」ことにあり、10〜30代の女性をメインにタピオカミルクティーを飲むことがすでに日常生活の一部としている中国とは状況が大きく違ったと指摘。日本でタピオカミルクティーが一過性のブームに終わったのは、定番の飲み物として日常生活に定着できなかったからとの見方を示している。
 
 また、2007年にブームが起こって以降今なお中国タピオカミルクティーの人気が続いている理由は他にもあり、ネット社会の急速な発展に伴い、家にいながらタピオカミルクティーをデリバリー注文できるようになり、わざわざ行列に並ぶ必要がなくなったこと、そして最も大きな理由として、価格が1杯13元(約220円)前後とリーズナブルなことを挙げた。
 
 一方で、日本のタピオカミルクティーは値段が高すぎることを指摘し、ある中国人留学生が「中国ではとても美味しくて安かったから習慣的に飲んでいたが、日本に来てからは高価すぎて飲まなくなった」と語ったことを紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)