地元産の木材の安定した供給や林業を将来にわたって成長できる産業にすることを目指して矢板市と林業に関係する地元の企業などが1日、協定を結びました。

協定を結んだのは矢板市と地元の森林組合や木材加工会社など合わせて6団体です。

矢板市は県内屈指の林業が盛んな地域で、現在、スギやヒノキの7割以上が木材として利用するのに適した時期を迎えています。

しかし、外国産の木材の流通などで国産材の価格が上がらず所有者に還元できる利益が少なかったことなどから伐採されていない木が多く残っています。

そのため、次に木材を取るための植樹が長く行われていません。

協定ではこれらを伐採して植樹を進め将来にわたって林業を行える環境をつくり成長産業にすることや地域の木材を製材加工業者に安定的に供給することが盛り込まれています。

矢板市などによりますと現在は、コロナ禍で外国産の木材が以前ほど入荷されていないため国産材を売り込むチャンスで、今後は加工した木材を購入するハウスメーカーや工務店とも協定を結べるよう協議を進めるということです。