ペドリ&デパイら先発の新生バルサ、減給合意のピケが第1号弾…ソシエダに反撃許すも勝利

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 ラ・リーガ開幕節が15日に行われ、バルセロナとレアル・ソシエダが対戦した。

 クラブの象徴だったリオネル・メッシが退団した新生バルセロナは、選手登録が完了したばかりの新加入メンフィス・デパイや、その選手登録のために大幅減給に合意した副キャプテンのジェラール・ピケらが先発出場。さらに、7日に東京オリンピック決勝を戦い、12日に合流したばかりのペドリと新加入のエリック・ガルシアもスタメンに名を連ねた。

 対するレアル・ソシエダも東京オリンピック決勝に出場したミケル・メリーノ、ミケル・オヤルサバル、マルティン・スビメンディの3選手がスタメン入り。その他、ダビド・シルバやアドナン・ヤヌザイらも先発出場となった。

 試合は526日ぶりにファンが入ったカンプ・ノウで、バルセロナが先制に成功した。19分、右サイドのFKでデパイがゴール前にボールを送ると、ピケが頭で合わせてゴール。クラブの財政事情を救ったピケが今季チーム第1号のゴールを決め、ユニフォームのクラブロゴにキスするセレブレーションをみせた。

 さらに、バルセロナは前半アディショナルタイム2分、敵陣でボールを奪うと、フレンキー・デ・ヨングが右サイドからクロス。これをファーポストのマルティン・ブライトバイテが頭で叩き込み、追加点を挙げた。

 2点リードで折り返したバルセロナは59分、デパイが左サイドからスルーパスを送り、エリア左へ抜け出したジョルディ・アルバが折り返す。これはGKアレックス・レミロに阻まれたが、こぼれ球をブライトバイテが押し込んで、3点差に広げた。

 レアル・ソシエダは終盤に入って怒涛の反撃。82分、アンデル・バレネチェアが右サイドから持ち上がり、エリア左へラストパス。途中出場でトップチームデビューを飾ったフレン・ロベテが左足ダイレクトでゴール右隅に突き刺して1点を返した。85分にはエリア前中央のFKでオヤルサバルが完璧な左足シュートをゴール右上隅に沈めて1点差に迫る。

 だが、バルセロナは後半アディショナルタイム1分、カウンターからエリア右に抜けたブライトバイテが折り返し、途中出場のセルジ・ロベルトが左足で合わせて追加点。再び2点差に突き放し、勝負を決めた。試合はこのまま終了し、新生バルセロナが白星スタートを飾った。

 次節、バルセロナは21日にアウェイでアスレティック・ビルバオと、レアル・ソシエダは22日にホームでラージョ・バジェカーノと対戦する。

【スコア】
バルセロナ 4−2 レアル・ソシエダ

【得点者】
1−0 19分 ジェラール・ピケ(バルセロナ)
2−0 45+2分 マルティン・ブライトバイテ(バルセロナ)
3−0 59分 マルティン・ブライトバイテ(バルセロナ)
3−1 82分 フレン・ロベテ(レアル・ソシエダ)
3−2 85分 ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ)
4−2 90+1分 セルジ・ロベルト(バルセロナ)