レンジャーズ戦に「2番・投手」で先発出場した大谷翔平

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◆ 7月以降は投げても凄いんです

 エンゼルス大谷翔平選手(27)が4日(日本時間5日)、敵地でのレンジャーズ戦に「2番・投手」で先発出場。打撃では3打数無安打に倒れたが、投げては6回4安打1失点の好投しシーズン自己最多を更新する6勝目(1敗)を挙げた。

 打者を圧倒するようなピッチングではなかったが、大きく制球を乱すことなく、自援護がない中でもチームメイトが挙げたわずかなリードを守ることに成功。2試合連続での無四球で、7月以降の4試合(26イニング)で与えた四球はわずかに1個だけ(死球も1つ)という内容だ。

 7月以降の成績は3勝0敗で、喫した失点もわずかに「4」。全試合でクオリティスタート(6回以上を3失点以下)を記録しており、その間の防御率1.38は、同期間に25イニング以上を投げている投手の中でトップの数字となっている。シーズンを通した防御率も「2.93」と2点台に突入。ときどきボールが抜ける場面はあるものの、制球に苦しんだかつての姿が嘘のような安定感を見せている。

 すでに自己最多の6勝をマークし、打っては本塁打と打点の2冠を狙える位置にもつけている。本塁打のペースはやや落ちているが、投手としても新たな姿を見せつつある大谷翔平が残りのシーズンでどんな“ショータイム”を見せてくれるのか、今後もその動向から目が離せない。

▼ 大谷の7月以降の登板成績

7月 6日:勝 7回2失点 被安打5/四死球0/奪三振4 (対レッドソックス)

7月19日:−  6回0失点 被安打3/四死球1/奪三振4 (対アスレチックス)

7月26日:勝 7回1失点 被安打5/四死球0/奪三振4 (対ロッキーズ)

8月 4日:勝 6回1失点 被安打4/四死球0/奪三振4 (対レンジャーズ)

【動画】大谷翔平が奪った6個の三振!