リアルライフが詰まったドキュメンタリー
 - (c)Akimi Ota

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 1人の日本人が単身、1年間アマゾンの熱帯雨林に滞在し撮影したドキュメンタリー映画『カナルタ 螺旋状の夢』(10月2日公開)より、太田光海監督が自ら編集し完成させた予告編映像が公開された。

 本作は、イギリス・マンチェスター大学で映像人類学の博士課程に属していた太田監督が、卒業制作のため、エクアドル南部のアマゾン熱帯雨林に渡り、1年に及ぶ壮絶な撮影を行った渾身のドキュメンタリー。鮮烈な映像美と予期せぬドラマで、未知のアマゾンの姿を映し出している。

 公開された予告編は、通常の映画の予告編のようなテロップやナレーションなどを排し、ギリギリまで情報をそぎ落とした観客の想像力と感性に委ねる構成に。そこにはリアルな彼らの人生が映し出されており、生活を共にした太田監督ならではの視点が存分に堪能できる内容になっている。(高橋理久)