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 梅雨明けは目前で、もうすぐ花火の季節がやってくる。海外では、花火を楽しもうとしたものの、誤った使い方をして大けがを負った人がいる。

 アメリカ・テネシー州に住む男性が、手に持ったまま花火を打ち上げて、左手半分を失う大けがを負ったと海外ニュースサイト『Murfreesboro.com』『Fox17』などが7月2日までに報じた。

 記事によると、同州警察マーフリーズボロ署は6月30日午後9時半頃、「路上で車の中から花火が発射された。男性がけがをした」と緊急通報を受けたという。警察が現場に駆け付けると、21歳の男性、同乗者の20歳の女性を発見。男性は左手の半分が欠損した状態であった。具体的に手のどの部分が吹き飛んだのかは報じられていない。救急隊は再接着手術のためにと男性の左手のかけらを探したが、発見に至らず。男性はすぐに病院に搬送された。男性は、現在も治療を受けており、入院中だと伝えられている。

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 警察の調べによると、男性は、女性を乗せて車でドライブしていた様子。2人の関係性は報じられていない。運転中だったのかは不明だが、男性は、車の中から花火を打ち上げようとした。車のサンルーフを開けて、左手に家庭用打ち上げ花火を持ち、火をつけたそうだ。爆発音とともに、花火を持っていた左手半分が吹き飛んだという。同乗していた女性も、頭部、首、背中などに軽いやけどを負ったそうだ。駆け付けた救急隊が手当てした模様。女性は病院に行くほどではなかったとみられる。

 警察は本件を事故として処理する予定だ。担当の警察官は、「花火を楽しむ際は、正しい使い方を事前に確認し、遵守するようにしてほしい。打ち上げ花火は、水平な場所に置いてから火をつけるように。くれぐれも素手で持ったまま、火をつけるようなまねはしないでください」と注意を呼びかけた。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では、「打ち上げ花火は、アロマキャンドルではない。愚か者」「左手は治療できるが、バカは一生直らない」「指が吹っ飛んだのか。聞いただけで痛そうだ」「花火の爆発で、肉や骨は粉々になる。指は見つからないだろう」「この男はまだいいほう。いたずらで、人に向けて花火を発射する人もいるから」「火遊びはほどほどに」「男性がバカなことをしていたら、女性は止めないの?」など様々な声が上がった。

 花火の取り扱いには、注意が必要だ。やけどや火災の原因になる危険性もある。正しい利用方法に従わなければ、本件のように大変な事態を招きかねない。

記事内の引用について
Man severely injured hand with fireworks(Murfreesboro.com)より
https://news.murfreesboro.com/man-severely-injured-hand-with-fireworks/
Murfreesboro man severs part of hand while trying to shoot off fireworks(Fox17)より
https://fox17.com/news/local/murfreesboro-man-decapitates-part-of-hand-while-trying-to-shoot-off-fireworks-safety-4th-july-holiday-rutherford-tennessee-police-officer