[Photoshopド定番チュートリアル]
カラフルな写真のグラフィックを作る(ポップアート調)

Photoshopで作る定番グラフィックの制作工程を一からご紹介。今回は色調補正(色の変更)によって、写真を簡単にカラフルな「ポップアート調」に演出するハウツーです。
使用する機能:「グラデーションマップ」

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【目次】
1.元写真を切り抜いてサイズを調整
2.写真の色を置き換える「グラデーションマップ」
3.部分的に色味を変更してアクセントをつける

1.元写真を切り抜いてサイズを調整

まずはベースになる写真を開き(図1)、切り抜きツールで作品に使用する部分だけを切り抜いておく(図2)。


図1


図2

2.写真の色を置き換える「グラデーションマップ」

次に、ツールパネルで[描画色]を黒、[背景色]を白に設定したら(図3)、レイヤーメニュー→“新規調整レイヤー”→“グラデーションマップ...”を選び、デフォルトのまま適用する(図4)。これで写真が白黒になる(図5)。


図5

レイヤーパネルで調整レイヤーをクリックして選択したあと、プロパティパネルのカラーバーをクリックして「グラデーションエディター」を表示。右側のカラー分岐点をダブルクリックして「カラーピッカー(ストップカラー)」を表示し、黄緑(ここでは、[R:168、G:255、B:0])に変更する(図6)(図7)。


図6


図7

続いてカラーバーの下をクリックしてカラー分岐点を追加したら、[位置:40%]に設定。そのカラー分岐点をダブルクリックして、「カラーピッカー(ストップカラー)」で濃いピンク(ここでは、[R:230、G:36、B:144])に変更する(図8)。同様にもうひとつカラー分岐点を追加して[位置:70%]、[カラー]を黄土色(ここでは、[R:218、G:188、B:100])に変更して適用する(図9)(図10)。


図8


図9


図10

3.部分的に色味を変更してアクセントをつける

次に、新規レイヤーを最前面に作成したら楕円形ツールを選択し、オプションバーで[ツールモード:ピクセル]に変更して明るいグリーンの楕円を描画(図11)。続いてフィルターメニュー→“ぼかし”→“ぼかし(ガウス)...”を[半径:100pixel]で適用する(図12)。


図11


図12

レイヤーパネルでぼかした楕円のレイヤーを[描画モード:ハードライト]に変更し、移動ツールで位置を調整する。これで、写真の色味を部分的に変えてアクセントをつけることができる(図13)。


図13

ここでは、同様の手順でさらに数カ所の色味を調整し(図14)、文字要素を配置したり、写真の四隅を丸めたりして完成とした(図15)。


図14


図15

●作例制作:マルミヤン ●編集:山口優

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