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ヤマハ株式会社は言葉をメロディにのせて会話する世界初のコミュニケーションロボット『Charlie』(チャーリー)を5月13日に発売した。そのCharlieの対話基盤には、ジェットラン・テクノロジーズ社が自社開発した自然対話プラットフォーム「Steer AI」 (スティア エーアイ)が採用されている。



5月13日に発売された「Charlie」。本体¥24,800。月額利用料金¥490が別途必要。いずれも税込。

ジェットランが開発した対話基盤「Steer AI」は、雑談や自然な対話にこだわったもので、これまでもTBSラジオの「ドッチくん」やTBSテレビ「ポリまるくん」のアプリ等に採用されている。今回、ヤマハのVOCALOID技術や自動作曲技術と、Jetrunの対話基盤であるSteer AIが融合することで、これまでにない歌って会話するロボットが実現したという。

■ ココロゆるむ、うたロボ【Charlie】:



●「Steer AI」の特徴と機能

「Steer AI」は、自然対話や自然文で交わされる人々の膨大な会話データを、同社が培ってきた数億以上のカテゴライズされた辞書、振る舞い解析を用いて学習処理を行い、言葉の尺度を独自の推論モデルで体系化している。これによって、これまでの自然対話型AIではなし得なかった、明確なキーワードがなくても話の意図を認識するといったユーザー体験を実現しているとしている。

●トレンドワードを網羅した専用辞書、応答設計

最新のトレンドワードをカテゴライズ分類したジェットランが保持する専用辞書によって、ユーザー入力文からカテゴリに沿った応答、さらには振る舞い解析との掛け合わせで無数の応答設計を実現している。

●女性や子どもも安心して使用できるセンシティブ表現検知機能を標準装備

不適切・不快表現と捉えられる用語を標準で検知する。これによって女性や子どもでも安心して利用できる会話を組み立てている。

●豊かな感情表現、ロボット端末との連動

会話文中の言葉から自動取得される「喜び」「怒り」「悲しみ」などのポジティブ・ネガティブな感情に合わせてロボットのモーション設定や読み上げ速度の変化など様々なパターンでの活用を実現する。

●外部サービスとの連携

天気情報をはじめとした様々な外部サービスと連携することで、ユーザーのニーズにマッチした情報を適切に応答することが可能だとしている。

●「Charlie」 (チャーリー)とは

『Charlie』は、歌でユーザーとコミュニケーションをとる、ペット以上恋人未満の“うたロボ”。ユーザーが話しかけると、「おはよう」や「ありがとう」等の言葉はもちろん、普段の相談事や雑談等もミュージカルのようにメロディにのせて返答するのが特徴。『Charlie』が発する言葉の内容と、約30種の音楽ジャンルに基づいた曲調は連動、例えば明るく楽しい雰囲気の会話ではアップテンポのポップス、のんびりとした会話ではスローテンポのボサノバ調など、言葉と曲調で『Charlie』の感情を表現する。



(ロボスタ編集部)