アン・ジョンファン(左)が元イタリア代表DFマテラッツィ(右)から浴びせられた過去の暴言について言及した。(C)Getty Images

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 元韓国代表の“英雄”アン・ジョンファンが、イタリアで受けた人種差別について言及した。 韓国メディア『Xports news』が4月9日に報じたところによれば、アン・ジョンファンは自身のYouTubeチャンネルで、ウィキペディアに書き込まれている内容について自ら真実を語るという企画を実施。その中で、ペルージャ在籍時に人種差別的な言葉を浴びせられたのは真実だと明かした。「当時の主将だった(マルコ)マテラッツィから『お前はニンニク臭い』と言われたんだ。彼の取り巻きは、彼を甘やかすような奴ばかりだった。子どものような性格だったよ。ただ、ピッチの上では、自分のするべきことをやるから、認められていたようだ」【動画】ペルージャ退団のきっかけに!アン・ジョンファンが日韓W杯のイタリア戦で決めたゴール


 2002年の日韓ワールドカップでイタリアを敗退に追い込むゴールを挙げたアン・ジョンファンは、それが原因でペルージャのルチアーノ・ガウチ会長の怒りを買い、退団に追い込まれたとも報じられた。 ペルージャを離れた理由については、「すでにイングランドに行くことが決定していた。殺害の脅迫も受け、ペルージャの会長が私を罵る記事がとてもたくさん出ていた。仕方なかった。(イタリアに)戻ることができなかった」と述べている。 ただ、実際は、ペルージャの後は清水エスパルスに加入。04年には横浜F・マリノスに移籍し、約3年間プレーしたJリーグでは、通算86試合に出場し、38ゴールを決めている。構成●サッカーダイジェストWeb編集部