バイエルンで「奇妙な背番号」を背負った5人のスター
ドイツが誇る世界的クラブ、バイエルン・ミュンヘン。
国内で絶対王者に君臨してきたバイエルンで奇妙な背番号を背負った選手たちを取り上げてみる。
2番:サンドロ・ヴァークナー
ドイツ代表でもあった大型FW。ユース時代を過ごした古巣バイエルンに復帰した際に背番号2を選択。
愛着のある14番がなかったほか、「自分にとってこのクラブでの2度目の在籍になるからね。幸運をもたらしてくれることを願う」というのが理由だった。
3番:シャビ・アロンソ
背番号14のイメージが強いアロンソだが、バイエルン加入1年目の2014-15シーズンは3番を着用。
クラウディオ・ピサーロが退団した翌シーズンからは14番に変更している(ピサーロも4にちなんだ番号を好んだ選手)。
39番:トニ・クロース
ドイツが誇る世界最高峰のキック職人。バイエルンとローン先のレヴァークーゼンでは一貫して39番を着けた。
バイエルン所属時代に「かつてウリ・ヘーネスがあなたのために10番をとっておこうとしていた。39番から新しい番号にするタイミング?」と聞かれた際には「いいや、僕は39番でとてもうまくやっている。10番は手に余る」と答えたとか。
44番:アナトリー・ティモシュチュク
ウクライナ代表を後方から支えたレジェンド。
背番号はキャリアを通じて4番か44番だけをつけたほか、SNSのアカウント名にも4を入れる筋金入りの4好き。
アナトリー・ティモシュチュク
「自分に運をもたらす番号だと感じているんだ。
ゼニトと契約したのは午前4時で、背番号も44番だった。
ディック・アドフォカート監督のもとでは第4キャプテンでもあった。
(当時の)優勝は僕にとって4度目のトロフィーだったし、ゼニトでの1年半で4つのトロフィーを獲得したしね」
69番:ビセンテ・リザラズ
小柄ながら攻守にわたる精力的なプレーでフランス代表を支えた左サイドバック。
バスクの血も抜いており、アスレティック・ビルバオとバスク代表でプレーしたこともある。
【写真】お堅いバイエルンがやらかした「7つの異色ユニフォーム」
マルセイユから復帰したバイエルン晩年は69番を着用。『fourfourtwo』でその理由を明かしている。
ビセンテ・リザラズ
「(バイエルンに復帰した時、なぜ背番号69番を着けたの?それについてのジョークはある?)
あるよ!僕がよく着けていた3番はルシオが背負っていたからさ。
最高の思い出は全て3番とともに経験していたから、『クソ、何番が着けられるんだ?』って思ったよ。
なぜかは分からないけれど、このクレイジーなアイデアが出てきた。
僕は1969年生まれだし、身長も169cmだったからね。体重も69kg…ではなく74kgほどだったけど。
そういった理由で69番を選んだ。当然ながら、皆は別の理由だと思っていたけど…それも面白かったよ。サッカーは面白くなくちゃね」