香川真司が明かすファーガソン監督伝説 「怒鳴り散らかしても、ルーニーらが何も言えない」
この冬にギリシャのPAOKに加入した香川真司。
彼はスポーツを通じた社会貢献活動に取り組んでいる「ローレウス」のアンバサダーを務めている。「ローレウス」は200名を超える世界中の現役アスリートや近年引退したアスリートたちによって構成され、スポーツを通じた社会貢献活動に取り組むローレウス・スポーツ・フォー・グッド財団の活動を支援している。
香川は「ローレウス」のインタビューでスポーツの力やスポーツを通じた社会貢献活動などについて語った。また、マンチェスター・ユナイテッドに引き抜いてくれたサー・アレックス・ファーガソン氏についてはこんな話も。
香川真司
「クロップ監督の時とは違って、やっぱりサー・アレックスですから。誰もが知ってる監督でしたし。
当時クロップはまだ若手監督でこれからっていう、タイトルもまだ獲ってなかったので。
もちろんドイツ国内含めてすごく注目は受けてましたけど、世界的にって考えた時にまだそこまでは注目されていなかったので。
僕も逆に怖いもの知らずというか、何も恐れることはなかったというか、知らないから。
ただ(笑)サー・アレックス・ファーガソンはねぇ、誰もが知る監督で、誰もがリスペクトを置く監督だったので。
そんな名将のもとでプレーできるチャンスがあると聞いた時には迷いはなかったですし。
ただ、自分自身も監督と会ってお話をしたいというのは非常にあったので。
移籍する前にマンチェスターのホテルでお会いして、その時に感じたオーラであったり、人柄含めて、凄く圧倒されたというか。
その存在感はすごく、思っていた以上に、当時70歳くらいですかね、ですけど、断然若く感じましたし、背筋もピーンと立ってまして、身長(180cm)も結構大きくてですね。
その印象がすごく自分のなかであって、1年しか結局監督とは過ごせなかったですけど、選手を見てたら分かるというか」
「あのルーニーであったり、ギグスであったり、スコールズが、監督サー・アレックスがハーフタイムに怒鳴り散らかした時に何も言い返せないのを見た時に『あぁこの人はとても偉大な人なんだな』っていうのは感じさせられたというか。
それでいうと、ファーガソンは僕たち若手よりはチームの経験ある選手に対してすごく強い要求をしてたイメージが非常に強くて。
チームをまとめ上げるうえでは、こういうマネージメントをしてるんだなって、非常に印象深く感じてまして。
ハーフタイムで怒鳴り散らかして顔が真っ赤になるっていう有名な話はどうやら本当だったんだなっていうのを僕は体感したというか。
物凄い勢いで怒鳴り散らかしていたんで、毎試合。
あれはやっぱりファーガソンにしかできないし、ファーガソンだからやれることなんだろうなぁって思いますけど」
敬意を払いつつ、当時70歳だったファーガソン監督との思い出を振り返った香川。
【動画】緊張してた!?香川、サー・アレックス・ファーガソンに肩を抱えられたシーン
ルーニーら主軸選手も反論できないほど怒鳴り散らかしていたそうで、一瞬にして激昂する様子から“ヘアードライヤー”とも呼ばれたファギーの伝説は本当だったんだなと体感していたそう。