久しぶりに3バックの中央でプレーした長谷部。大迫は出場せず、日本人対決は実現しなかった。(C)Getty Images

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 現地時間2月26日、ブンデスリーガ第23節が行なわれ、長谷部誠鎌田大地が所属するフランクフルトは、アウェーで大迫勇也が所属するブレーメンと対戦し、1-2で敗れた。

 この敗北でリーグの連勝は「5」でストップ。12試合ぶりの黒星を喫し、アディ・ヒュッター監督は「とてもつらい敗戦」とコメント。第13節アウクスブルク戦以来となる3バックの中央を務めた長谷部も、「あまりにも足りない部分があり、彼らの闘争心に及ばなかった」と語っている。

 現地紙『frankfurter rundschau』は、「非常に苦い敗戦」と綴り、「ブレーメンの2点目はVARが正確に働かなかった恐るべきミスだ。だが、フランクフルトはバイエルン戦に勝利した後、慢心があったと批判されても否定できないだろう」と評している。

 当然、各個人に対する評価も低めだ。5段階中で2番目に高い「よくやった」と評されたのはスコアラーのアンドレ・シウバのみ。そのほかの選手たちは及第点以下だった。
 
 長谷部は及第点の「まあまあ」。「リベロのポジションに戻ったが、いつものように自信を持ったプレー。ただ、ブレーメンの攻撃に対してはうまく対処できず、バタバタしてしまった」と綴られている。

 一方、鎌田はアミン・ユーネスらとともに「ひどかった」という辛辣な評価がつき、「この日の彼はほとんど何もできず、優雅さもなければアイデアもなかった」と厳しい寸評が添えられた。

 また、現地紙『BILD』の採点では、長谷部が「5」、鎌田は「4」と、こちらも厳しい採点結果となっている(ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)。

 敗れたフランクフルトは次節、遠藤航を擁するシュツットガルトと対戦する。試合後に長谷部が「我々はまだ上位にいる。今後は気を抜かないようにしなければならない」と語ったように、もう一度気を引き締めて上位をキープできるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部