待望のポルトガル初ゴールを奪った藤本。(C)Getty Images

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 現地時間2月9日、ポルトガルリーグ1部でジウ・ヴィセンテはホームで首位のスポルティングと対戦。この試合でMF藤本寛也に新天地初ゴールが生まれている。

 藤本は昨年8月、J2東京ヴェルディから今年の5月末までの期限付きで現クラブへ加入。自身初の海外挑戦となったなか、思うように出場機会を伸ばせていなかったが、前節3試合目の先発を飾ると、今節でもスタメン入り。すると、スコアレスで迎えた36分、待望の瞬間が訪れた。

 敵陣中央でクロード・ゴンサルベスがボールを拾うと、それを見た藤本が大きく手を広げパスを呼び込む。そしてタイミングよく抜け出した藤本が完全フリーとなると、鮮やかなダイレクトボレーで流し込んでみせた。

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 今シーズンいまだ無敗を誇り、リーグ最少失点のスポルティングの堅牢を破る鮮やかな一撃に、国内外のファンも反応。「カンヤー!!!」「キレイな決め方!!」「グッドゴール」といった賛辞が続々と寄せられている。

 また、現地紙『O Jogo』では「ゴンサルベスが日本人の明るい入口にクロス」と、チームメイトとの阿吽の呼吸で生まれた得点を称えている。

 藤本はリードを保ったまま71分に途中交代。だが、チームはその後、土壇場で2失点を喫し、あと一歩のところで首位撃破とはならなかった。次節は新加入の本田圭佑ほか、安西幸輝、中村航輔を擁するポルティモネンセと対戦。侍対決も期待される一戦で、21歳の若武者は連発なるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部