法廷に向かう金被告=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国環境部が所管する機関の役員人事に不当に介入し、業務妨害などの罪で在宅起訴された前同部長官の金恩京(キム・ウンギョン)被告に対する判決公判で、ソウル中央地裁は9日、懲役2年6カ月を言い渡した。

 共に起訴されたシン・ミスク・前青瓦台(大統領府)均衡人事秘書官は懲役1年6カ月、執行猶予3年が言い渡された。

 両被告はと前政権で任命された環境部管下の公共機関の役員に辞表を提出させ、空いたポストに青瓦台の意に沿う人物が任命されるよう採用に介入したとされる。

 2017年12月から19年1月までに15人に辞表提出を勧め、このうち13人が辞表を出したことが分かった。

 金被告はこの過程で辞表の提出に応じない人に対し、辞めさせるために強引な監査を指示した疑いも持たれている。

 検察は昨年11月に開かれた論告求刑公判で、両被告に対し、それぞれ懲役5年を求刑していた。