MF中井卓大がトップチーム招集か

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 レアル・マドリーに負傷者が続出する中、イギリス『デイリー・メール』が「そのスキルでマルセロを唖然とさせた日本人の若きスター」と題し、フベニールB(U-18)に所属する17歳MF中井卓大のトップチーム招集の可能性を伝えた。

 スペイン『アス』によると、現在レアルではDFセルヒオ・ラモスやFWエデン・アザールをはじめ、DFダニエル・カルバハル、FWルーカス・バスケス、MFフェデリコ・バルベルデ、FWロドリゴ・ゴエス、MFイスコと負傷者が相次いでいる。

 さらに、9日に行われるラ・リーガ第1節延期分のヘタフェ戦を前にDFアルバロ・オドリオソラとDFエデル・ミリトンの出場も微妙となっており、追い打ちをかけるようにMFトニ・クロースが累積警告で出場停止。同試合で起用できるトップチーム選手は12名のみと報じられている。

 イギリス『デイリー・メール』は「1月に(補強に)お金を使わず、エデン・アザールも含めて負傷者が続出しているレアル・マドリーは、ジネディーヌ・ジダンがクラブの有名なタレント・ファクトリーを利用し、若手選手を迎え入れることを期待している」とし、6名の候補選手を紹介。その中に“ピピ”こと中井も名を連ねた。

 同紙は中井について「まだ17歳の攻撃的MFは、バルデベバスの練習場でピピの愛称で親しまれている。昨年末に初めてトップチームのトレーニングに参加した。9歳で入団し、バルデベバスのカメラに収められた忘れられない瞬間として、マルセロにそのスキルを見せつけたことで、彼はすでにクラブの誰もが注目していた」とレポート。アレビンA(U-11〜U-12)時代にトレーニングを見学しに来たDFマルセロに見事な足技を見せ、呆然とさせたエピソードも取り上げている。

 続けて、今季レアルのカスティージャ(Bチーム)に飛び級で招集されていることにも触れ、「彼はすでに最高のスキルで(カスティージャ監督の)ラウルに感銘を与えている」と言及。今後のトップチーム抜擢に期待を寄せた。