迷惑電話や詐欺メール、不審なSMSはこれで撃退! iPhoneの基本機能でできるセキュリティ対策
「ご本人様不在のため、お荷物を持ち帰りました。下記のリンクからご確認ください」というメッセージがiPhoneに届いたことはないだろうか。近年、SMSで宅配業者を装って偽物のサイトに誘導し、個人情報をだまし取る犯罪が発生している。ほかにも、高額な通話料を狙った海外からの詐欺電話や、有名企業を騙るフィッシングメールなども多発し、各キャリアや企業が注意を促している。対策用のアプリやフィルタを用意するのもよいが、iPhoneの基本機能だけでもこれらの脅威を撃退する方法はある。
2020年頃から、高額な通話料を狙った海外からの「ワン切り詐欺」が多発している。以前、筆者のiPhoneにもこうした電話がかかってきた。この場合は、基本の着信拒否で十分対策できる。
着信拒否に設定した電話番号を確認したい、または着信拒否設定を解除したいときは、「設定」アプリの「電話」を開き、「着信拒否した連絡先」をタップしよう。着信拒否に設定した連絡先の一覧の確認や、新規登録、解除を行える。
「連絡先に登録した相手からの電話しか取らない」「いろいろなところからセールス電話がきて大変」という場合、知らない相手からの着信が消音になるよう設定するとストレスを減らせる。「設定」で「不明な発信者を消音」をオンにすることで、「連絡先」に登録していない相手からの着信音が鳴らなくなり、自動で留守番電話に転送される仕組みだ。
筆者はネット上で引っ越しの見積もりを行って以来さまざまなセールスの電話に悩まされてきたが、この機能を使ってからは無駄な着信音に驚かされることがなくなった。なお「不明な発信者を消音」をオンにしていても、最近発信した相手や「Siriからの提案」からの着信音は、連絡先に登録していなくても消音にならない。
「メッセージ」アプリに届く迷惑なSMSも、電話と同様に着信拒否で簡単にブロックできる。同じ相手から何度も嫌なメッセージが届く場合は、この方法で対処しよう。
連絡先に登録されていない相手からのiMessageメッセージを自動で「不明な差出人」フォルダに振り分けることも可能だ。振り分けられたメッセージに貼られたリンクは、差出人を「連絡先」に追加するか、そのメッセージに返信するまで開けなくなる。なお、iMessage以外の差出人不明のメッセージも「不明な差出人」フォルダに振り分けられるが、貼られたリンクは開けるので注意しよう。
迷惑メールが何通も届くと、大切なメールが埋もれてしまうが、わざわざ手作業でゴミ箱に移動させるのも面倒なので放置している人も多いだろう。そんな場合は、「受信拒否送信者」に指定した相手からのメールを受信した際に自動でゴミ箱に移動させる機能を使うのがおすすめだ。削除がより簡単になるのに加え、アプリを開いたときに迷惑メールの嫌な文章が目に入ってストレスを感じることもなくなる。この機能を使う場合は、まず「設定」で迷惑メールが自動でゴミ箱に送られるように設定しよう。
続いて「受信拒否送信者としてマーク」をオンにして、特定のアドレスを迷惑メールとして認識する「受信拒否送信者」に指定できるように設定。最後に「ゴミ箱に入れる」を選択しよう。このとき、「受信に残す」を選択すると、迷惑メールはそのまま受信フォルダに残るものの、受信拒否送信者からのものであることを示すマークと、「このメッセージは受信者拒否リストに登録された送信者からのものです。」という警告文が表示される。嫌なメールでも、一応は目を通しておきたい場合はこちらを選ぶといいだろう。
あとは、迷惑メールを開いて「差出人」のメールアドレスを2回タップし、受信拒否送信者に指定するだけ。次回以降、指定のメールアドレスから送られるメールを受信すると、自動でゴミ箱に移動する仕組みだ。通知音にも煩わされずに済む。
嫌なメッセージやメール、しつこいセールス電話は日常のちょっとしたストレスになる。鬱陶しく感じていたけど、面倒だから放置していたという人は、このiPhoneの基本機能ですぐできる対策を試してみてほしい。なお、もっとしっかり迷惑電話対策をしたい、複数のアドレスから大量に迷惑メールが届いて困っているといった場合は、各キャリアのオプションを使用しての対処がおすすめだ。(TEKIKAKU・山崎理香子)
●しつこい勧誘・迷惑電話を消音にする
2020年頃から、高額な通話料を狙った海外からの「ワン切り詐欺」が多発している。以前、筆者のiPhoneにもこうした電話がかかってきた。この場合は、基本の着信拒否で十分対策できる。
着信拒否に設定した電話番号を確認したい、または着信拒否設定を解除したいときは、「設定」アプリの「電話」を開き、「着信拒否した連絡先」をタップしよう。着信拒否に設定した連絡先の一覧の確認や、新規登録、解除を行える。
「連絡先に登録した相手からの電話しか取らない」「いろいろなところからセールス電話がきて大変」という場合、知らない相手からの着信が消音になるよう設定するとストレスを減らせる。「設定」で「不明な発信者を消音」をオンにすることで、「連絡先」に登録していない相手からの着信音が鳴らなくなり、自動で留守番電話に転送される仕組みだ。
筆者はネット上で引っ越しの見積もりを行って以来さまざまなセールスの電話に悩まされてきたが、この機能を使ってからは無駄な着信音に驚かされることがなくなった。なお「不明な発信者を消音」をオンにしていても、最近発信した相手や「Siriからの提案」からの着信音は、連絡先に登録していなくても消音にならない。
●不審なメッセージを拒否・自動で振り分け
「メッセージ」アプリに届く迷惑なSMSも、電話と同様に着信拒否で簡単にブロックできる。同じ相手から何度も嫌なメッセージが届く場合は、この方法で対処しよう。
連絡先に登録されていない相手からのiMessageメッセージを自動で「不明な差出人」フォルダに振り分けることも可能だ。振り分けられたメッセージに貼られたリンクは、差出人を「連絡先」に追加するか、そのメッセージに返信するまで開けなくなる。なお、iMessage以外の差出人不明のメッセージも「不明な差出人」フォルダに振り分けられるが、貼られたリンクは開けるので注意しよう。
●迷惑メールをごみ箱に自動で転送
迷惑メールが何通も届くと、大切なメールが埋もれてしまうが、わざわざ手作業でゴミ箱に移動させるのも面倒なので放置している人も多いだろう。そんな場合は、「受信拒否送信者」に指定した相手からのメールを受信した際に自動でゴミ箱に移動させる機能を使うのがおすすめだ。削除がより簡単になるのに加え、アプリを開いたときに迷惑メールの嫌な文章が目に入ってストレスを感じることもなくなる。この機能を使う場合は、まず「設定」で迷惑メールが自動でゴミ箱に送られるように設定しよう。
続いて「受信拒否送信者としてマーク」をオンにして、特定のアドレスを迷惑メールとして認識する「受信拒否送信者」に指定できるように設定。最後に「ゴミ箱に入れる」を選択しよう。このとき、「受信に残す」を選択すると、迷惑メールはそのまま受信フォルダに残るものの、受信拒否送信者からのものであることを示すマークと、「このメッセージは受信者拒否リストに登録された送信者からのものです。」という警告文が表示される。嫌なメールでも、一応は目を通しておきたい場合はこちらを選ぶといいだろう。
あとは、迷惑メールを開いて「差出人」のメールアドレスを2回タップし、受信拒否送信者に指定するだけ。次回以降、指定のメールアドレスから送られるメールを受信すると、自動でゴミ箱に移動する仕組みだ。通知音にも煩わされずに済む。
嫌なメッセージやメール、しつこいセールス電話は日常のちょっとしたストレスになる。鬱陶しく感じていたけど、面倒だから放置していたという人は、このiPhoneの基本機能ですぐできる対策を試してみてほしい。なお、もっとしっかり迷惑電話対策をしたい、複数のアドレスから大量に迷惑メールが届いて困っているといった場合は、各キャリアのオプションを使用しての対処がおすすめだ。(TEKIKAKU・山崎理香子)